【約ネバ】抗え。この世界の運命に。 (ページ8)

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第7話家族が死ぬ恐怖ページ8

私達は、来た道を必死に走っていた。

ｽﾞｼｬｯ

ノーマン｢エマ！｣

A｢大丈夫!?｣

エマ｢ﾊｧｯ…ﾊｧ…｢鬼｣はッ…想像上の生き物で…みんなは…里子に…
ママは…いつもの優しいママだよね…
荷台のあの子…コニー…じゃなかったよね？｣

ノーマン｢あれは…｣

A｢コニーだったよ…｣

エマ｢うっ…うああああああ…!!｣

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コニー『私、大人になったらママみたいな“お母さん”になりたいんだ。』

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A｢うっ…コニー…!!｣

私はその場に崩れ落ちて、涙を流した。

レイ｢おかえり。｣

施設(ハウス)に帰った私達を、レイが出迎えてくれる。

レイ｢どうだった？｣

ノーマン｢間に合わなかった。｣

私とエマは顔を伏せたまま、レイの前を通り過ぎた。

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ノーマン『逃げようA、エマ。ここを出るんだ。
｢外｣がどうなっているのかは分からない。でも、生き延びるには逃げるしかない。大丈夫…きっと逃げられる…エマとレイとAと僕、4人ならきっと…』

エマ『無理…なのかな…』

A『ここに残せば(・・・)、確実に殺される…』

エマ･A『置いてけない…これ以上家族が死ぬのは嫌だ…！』

ノーマン『…無理じゃない。大丈夫、みんなで一緒に(・・・・・・・)ここから逃げよう。』

──私達が泣いたから、お兄ちゃんは笑った…

──もう泣かない。

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