第42話 ウィリアム･ミネルヴァ ページ43
私達は、図書室に来ていた。
エマ｢待ってて。｣
エマは、何かの本を持って来た。
レイ｢あ、ひょっとして、アレか！フクロウの…｣
エマ｢そう！やっぱ、レイは気づいてた。｣
ノーマン･A｢？｣
エマ｢
エマは本を開いて、フクロウを指差す。
ノーマン｢
A｢誰？｣
エマ｢わかんない。わかるのは、この本たちの元の持ち主ってこと。どこにいるのか、誰なのか、今生きているのかさえわからない。
でも、
ノーマン･A｢どういうこと？｣
エマ｢この人、本を通して、あるメッセージを隠してる。それも一冊じゃない、何冊も。｣
ノーマン･A｢!!｣
エマ｢塀の先──｢外｣を生き抜く上で、
ただ逃げるだけじゃない。
ノーマン｢うん。｣
私は、ミネルヴァさんの本を見た。
A｢あっ、この
エマ｢ゾーショヒョー!!｣
A｢蔵書票ね。本の持ち主を示す紙。｣
持ち主…本が
レイ｢ミネルヴァの本は
エマがとってきたのは、ほんの一部だ。｣
ノーマン｢それで、｢あるメッセージ｣って？｣
エマ｢これ、よく見て。｣
ノーマン｢…｣
A｢どれも同じフクロウだよね？あっ、この
ノーマン｢モールス符号になっている!?｣
レイ｢正解｣
ノーマン｢
A｢メッセージ──よく気づいたね、こんなの…｣
ノーマン｢…いやでも、これだけじゃ…｣
レイ｢｢
エマ｢じゃあ、コレは？｣
ノーマン｢
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年6月6日 2時
