第14話 力を貸して ページ15
ノーマン「レイには僕から話すよ。Aとエマは一度戻って──」
A「?レイ!」
ふと横を見ると、レイがいた。
エマ・ノーマン「レイ!?」
レイ「悪ィ、ツケてきた。」
エマ「〜〜〜〜!!!??」
A「ストーカーかよ…(ボソッ」
レイ「誰がストーカーだ!
いー加減気になるから、問い詰めようと思って。」
A「え?」
ガシッ
レイは私に本を投げつけて、私達を羽交い締めにした。
レイ「門で何があった?」
エマ「え?」
レイ「だって明らかに様子おかしかったし、「間に合わなかった」のに、お前ら手ぶら。」
ノーマン「鋭い!」
レイ「何もねぇわけねぇだろ!吐け!」
グギギギ…
A「締まってる、締まってる!!」
レイに解放され、私達はレイを真っ直ぐ見た。
ノーマン「…助けてくれる?」
レイ「?おう。」
ノーマン「話すよ。僕ら全員ここから逃げなくちゃならないんだ。」
私達は、レイに
レイ「鬼…農園…ママが敵…?…ヤバくね!?あっ、だから格子窓!」
A「飲み込み早っ!」
エマ「えっ!ていうか、超すんなり信じてくれてるけど…」
レイ「は?当然だろ。ノーマンがこんな間抜けな嘘つくかっての。
エマとAならともかく。」
ゴン
エマ・A「信頼の差!!」
レイ「──で、実際逃げるとなると、問題は色々あるが…まずは人数だな。いくら何でも全員は無理だ。実現可能なメンバーに絞って…」
エマ・A「待って!」
エマ「全員で逃げたいんだ。」
A「力を貸して、レイ!」
レイ「全員?冗談だろ?」
エマ・A「!!」
レイ「全員で38人。大半が6歳未満だぞ!?
「
エマ「それは分かってる…」
A「でも、無理だと決まったわけじゃ…」
レイ「いいや、無理だ。エマ、A、お前ら気づいてないだろ。」
エマ・A「え」
ノーマン「レイ、待って!」
レイ「成程。だから「
エマとAに伏せてた。…いや
どちらにしろ甘えよ、過保護だ。こういうのはハッキリ言った方がいい。」
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作者名:苺の花 | 作成日時:2019年6月6日 2時