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第25話 チーム ページ26

A「お兄ちゃん、レイ!エマが捕まった!」

私は木から降りて、お兄ちゃんとレイと走り出した。

残り8分40秒。

私とお兄ちゃんは、レイと二手に分かれて、シスターから逃げる。

更に二手に分かれて、シスターはお兄ちゃんの方へ行った。

私は木の上を伝って、お兄ちゃんとシスターを追いかけた。

ザンッ

ノーマン「…」

クローネ「…」

トン…

A「タイムアップだよ、シスター。(ニコッ」

私はシスターに時計を見せて、笑った。

ノーマン・レイ・A「僕/俺/私達の勝ちだね、シスター。」

全員「うおーっ!!」

────────────────

次の日_

エマ「チームで鬼ごっこ?」

レイ「ああ。個々での逃走じゃほぼ死ぬ。
でも皆の動きは悪くなかった。データは色々手に入れた。」

ノーマン「実際は隊列を組んで、チームで逃げる。」

エマ「そのための…チームに分けてチームで逃げる鬼ごっこ…」

レイ「エマ、A、とりあえず今から隊列の型10種言うから覚えろ。」

A「えっ」

エマ「…耳で?」

レイ「できねぇ?」

エマ「楽勝!!ねっ、A!」

A「う、うん…」

私は、苦笑いで答えた。

ノーマン「より本番(・・)に、そしてその後(・・・)の逃走に即した訓練(おにごっこ)に変えていこう。
その上で、近くドンとギルダを引き入れよう。事情を話して、隊列を率いてもらうんだ。」

第26話 封じる→←第24話 私達の弱点



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作者名:苺の花 | 作成日時:2019年6月6日 2時

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