【約ネバ】兄妹

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レ「人間の科学技術の常識から考えれば恐らく電波を使った発信器。


ちょっと計算もしてみたけど、電池寿命が10年以上で手術痕が残らないほど超小型。


2015年当時じゃ多分、実現不可能の代物」



エ「つまり？」


レ「仕組みを予想して、場所や壊し方を特定するのは困難ってこと。

ましてや鬼独自の技術ならお手上げだ」



鬼の社会なら鬼独自の技術の可能性の方が大きい。



エ「詰んでない？」

レ「詰んでる」


『…そもそも情報が足りなさすぎる』


レ「それな」



それでも見つけないと、

発信器の“場所”と”壊し方“を。


_________



ノ「…手詰まることがわかっていて___の”余裕“なのかな。

うまく言えないんだけど、回りくどいと言うか手ぬるいと言うか…」


レ「“標的を探す必死さに欠ける”？」


ノ「そう！」


『言われてみれば…。

ママだって一刻も早く標的を特定・対処したいはずなのに』





ママは母であり師。


私達を教え育てた。





…そういえば昔、私とドンとギルダ3人でママとチェスして完敗してたっけ。





____そうだ、ママはもっと……





ド「おーい、サボんなよ最年長〜」


『いや、私違う』


レ「5歳児？」


『もっと違う！』

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