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レイside
―――
――
―
「あの馬鹿何とかしろ！無茶苦茶だ！」
「ねー、本当！
でもよかった、元気で☆」
「じゃなくて!!止めろよ！死ぬぞ、お前ら２人共!!
ノーマンは笑うのをやめ、空をみた。
そして、少し俯く。
「エマが…泣いたんだ。普段、めったに泣かない子なのに。」
顔に影をおとし、そう小さく呟く。
「…怖いから泣いているんだと思ってた。僕も、怖かったから。
でも、違ったんだ。
僕は、死ぬのが怖かった…。
けど、エマは、家族が死ぬのが怖くて、泣いてたんだ。
すごいよね…。
あの状況で、何かを守ろうと考えられるんだ。」
「でも正しくない!!泥船だぞ！
ぶっちゃけ、A入れて４人だろ…。４人なら、逃げられる！
お前は正しい。自分を恥じるな。
情で判断をねじ曲げるな、ノーマン!!」
「違うよ、レイ。
僕も、泥船を
「……は…なんでだよ。��
もっと冷静で…いつだって��
―――そうだ
俺より
誰より
お前こそ―――
悔しくて、思わず胸倉を掴んだ。
「なのに、どうして…」
「好きだから。」
平然と答えるノーマン。
「好きだから、エマには笑っていてほしいんだ。」
「……頭おかしいだろ…。それでエマが死んでもいいのかよ!!」
「死なせない。
そのために、僕は僕を利用するんだ。
幸い、僕はやろうと決めて出来なかったことは一度もないんだよ〜。」
こいつ…！
「泥も焼けば器になるでしょ？土によるけど。
泥船が必ずしも沈むとは限らないよ。」
「馬鹿げてる！」
「…かもね。」
「？」
「どうする？
僕もエマも正気じゃないよ。完全に血迷ってる。」
両腕を広げそう言うと、ズイッと顔を寄せてくる。
「放っとけないだろ。」
「—―クソッ。
放っとけるわけねぇだろ。」
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鈴香(プロフ) - 甘歌@ラさん» 訂正しました！ありがとうございますm(_ _)m (2019年6月16日 22時) (
レス) id: af2244a3ec (このIDを非表示/違反報告)
甘歌@ラ - 鈴香さん» 赤さんじゃなくてすみません。18の下から5行めだと思います。この話凄く面白いです！遅くても良いので更新頑張ってください。 (2019年6月16日 21時) (レス) id: a3c5be2b07 (このIDを非表示/違反報告)
鈴香(プロフ) - 赤さん» すみません、どの話か教えてもらえますか？ (2019年5月27日 21時) (レス) id: af2244a3ec (このIDを非表示/違反報告)
鈴香(プロフ) - 赤さん» マジか(笑)ありがとうございますm(_ _)m (2019年5月27日 21時) (レス) id: af2244a3ec (このIDを非表示/違反報告)
赤 - ノーマンじゃなくてノートになってる (2019年5月27日 20時) (レス) id: 4dec7dcd68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴香 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/11241/
作成日時：2018年11月4日 15時
