決意 ページ25
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白「1、年？」
「うん。…それで、コールドスリープして…いつ出来るか分からない治療薬を待つのを勧められた……だけど、最後の高校での思い出が作れないし…みんなが、私が目覚めて覚えててくれるかも分からな」
白「っざけんな！！！」
「！」
白「迷わず選べよ！！コールドスリープ！確かに高校生活は最後だ。でも…お前は、お前の人生は、まだ続けることが出来る。なのになんで戸惑う！？お前は俺らが忘れるように見えるか！？！」
「っ……でも、そんな確証どこにもない…！それなら、幸せなまま終わりたいっ！！死ぬのも怖いけど、みんなが変わってる間も私は寝てる！目が覚めたら別世界…それも、怖いんだよ……」
白「…A。約束しよう」
「やく、そく？」
白「あぁ。…俺は、お前を忘れない。毎日顔、見に行く。それでその日あったことを話すよ。会いに行くのが難しい時は絶対メールで残しとく……俺はずっと、お前の目が覚めるまで待ってる」
「っ…」
そんな真っ直ぐな目で見られたら信じないわけにいかない
…それに、【あなただから】信じられる
ねぇ、賢二郎…あなたに抱くこの気持ちはなんですか？
白「俺、医学部行くから。…目が覚めた時、医者になってるか、なってないかは分かんねぇけど…お前を支えれるくらいの大人にはなっとく。だから、安心して寝てろ」
「…うん、分かった」
白「てか絶対待たされる方が辛いだろ。目が覚めてから辛いのはお前だとは思うけど」
「え？」
白「だって好きなやつに何回声掛けても返事は返ってこない。…待ってるからな」
「っ……ねぇ、賢二郎…私ね、治療薬が出来て死んじゃう可能性がなくなっても…持病は治るわけじゃないし、耳も悪いままなの。付き合っても迷惑かけちゃうから、だから」
白「お前何回同じこといえば分かるんだよ！…好きなんだからそんなのどうでもいい」
英太や、太一や、他のみんなに対する気持ちとは違う
「…好き」
白「…は？」
「賢二郎…待っててね。他の女の子に振り向かないでね。……私、絶対起きるから」
白「っ…起きたら、また告白する。大人になった俺に惚れる準備しとけよ」
「あはは…自信満々だね。……またね、賢二郎。これ以上一緒にいたら寂しくなっちゃうから私もう行くね。…みんなに、よろしく」
白「あぁ…任せろ」
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ヒロアカ - 私はこういう話好きです！ (2021年7月23日 6時) (
レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - マレさん» お読みいただきありがとうございました！！頑張ります(*^^*) (2020年6月3日 23時) (レス) id: 0e3a4f8013 (このIDを非表示/違反報告)
マレ(プロフ) - 完結お疲れ様です！途中泣きそうになりながら読みました！これからも頑張ってください！ (2020年6月3日 22時) (レス) id: dbfa7fe28a (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - ナハマヤラさん» こちらこそお読みいただき本当にありがとうございます！！ありがとうございます、がんばります(*^^*) (2020年5月30日 14時) (レス) id: 0e3a4f8013 (このIDを非表示/違反報告)
ナハマヤラ(プロフ) - 完結おめでとうございます。素敵な作品をありがとうございました。これからも頑張ってください！ (2020年5月30日 14時) (レス) id: eb3cd14925 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 | 作成日時：2020年5月26日 20時
