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DN side
A「チャナーっ!!次だよー!」
「ネッ、ヌナ!今行きます!」
ヌナが戻ってきて
カムバの準備も順調に進んでいる。
今日は待ちに待ったMV撮影の日。
呼ばれて鏡の前に向かうと、
ちょうどメイクを終えたヌナとすれ違った。
その瞬間、僕は思わず足を止めてしまう。
艶やかな赤茶に染められた髪は
高めの位置でざっくりとまとめられ
数本の後れ毛が無造作に頬を撫でている。
くっきりとしたアイラインに強めのシェーディング。
白くて小さな顔の中で大きな目がより印象的に映えていて
「うわぁ…」
A「…どうした?」
「本当に…すごく綺麗です…」
ヌナは照れたように目を細めて笑い
ポンっと僕の肩を軽く叩いてから更衣室の方へ歩いていく。
その後ろ姿を呆然と見送っていると
メイクヌナに小言をもらい慌てて席に戻った。
...
メイクとヘアセットを終え
衣装に着替えた僕は撮影セットへと向かう。
そこにはまるで映画のような世界が広がっていた。
巨大なセットとスモーク、何百人ものダンサー達。
この曲の世界観そのままの圧倒的なエネルギー。
A「ここは…こう…?」
HS「そうそう。おぉ、いいね。うん。」
ホシヒョンと振り合わせをしているヌナが見える。
動き一つ一つがしなやかでそれでいて力強い。
A「チャナー!えー!いいじゃん!!」
ヌナが僕に気づいて駆け寄ってくる。
満面の笑みで僕のほっぺに触れようとした瞬間
mo「ストーーップ!メイク崩れる!!」
と、メイクヌナが本気で止めに入る。
ヌナの衣装はシルバーグレーのバギージーンズに
タイトなブラックのクロップドトップス
背中にロゴが入った革のジャケットを羽織っている。
ジャケットの裾は踊るたびに翻ってその度、視線を奪われる。
小物も抜かりなく
片耳だけに下げたシルバーのイヤーカフと
手元にはリングが重ねられていて全体的に攻めたスタイル。
だけど、それを着こなしてしまうのが
僕たちのAヌナだ。
ヌナの存在は僕たちのなかでずっと特別で。
だからこそ、このカムバが意味するものは大きくて。
スタッフさんの声が響きヌナは位置に向かいながら
僕のほうを振り返って小さくウインクした。
やっぱり…かっこよすぎる。
ヌナと一緒のステージに立てる。
その事実が、胸の奥をじんわりと熱くする。
僕も負けてられない。
僕たちSEVENTEENは、ここからもっと強くなる。
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赤福(プロフ) - 一気読みしましたー!続き楽しみにしています! (5月11日 19時) (
レス) @page1 id: 3d70232f0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:焼肉のたれ侍 | 作成日時:2025年4月9日 1時


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