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海「ちゃんと仕事してるやん〜」


「当たり前です!」


海「癒しやもんね、…" みんなの "。」







他の人が降りて
二人きりになったエレベーターが閉まった瞬間
腕をグッと引き寄せられ
気付けば、彼の顔が目の前に。







「かいせ…っん…」







優しいキスではなく、後頭部を押さえて
唇の隙間をスルリと割って、私の舌を絡めとる

ゆっくりと離され、残る唇の感触
密室に響く彼の声と私の胸の鼓動









海「Aは誰の?」


「えと…」


海「ん?」


「……海青くんのです」


海「分かってんなら自覚しろ」









そういうと鼻の先をちょん、と触ると
イタズラにふっと笑い
エレベーターの扉が開き、降りていった
ほら、こんな小さな事で
私はどこへもいかないのに、また妬いてる







・・・・・・





A 今日一緒に帰れそう?
海青くん 遅くなるから、先帰ってて
海青くんあ、待って
海青くん一緒に帰れそうやから、やっぱり待ってて







忙しい彼と久々のお泊まり
久々に一緒に帰れないかと思っていたけど
返信が来て思わずニヤける

勤務が終わり、オフィスビルの
入口近くのソファーに座って
携帯を触りながら彼を待っていると
通り過ぎた人達が戻ってくる足元が見えた








社員1「あれ、Aちゃんお疲れ〜」


社員2「勤務終わり?」


「はい。皆さんもお疲れさまです!」


社員2「Aちゃんいつも本当に頼りになってる。ありがとね」


社員1「今度さ、皆で飲み会やるんだけどAちゃん来ない?」


「あ、いえ」


社員2「本当だ、来て来て。Aちゃん来たら皆喜ぶよ」


社員1「企画部みんなAちゃん大好きだからね 笑」


社員2「LINE教えてよ。彼氏いないでしょ?」


海「いますよ、ここに」


「海青くん…っ」








後ろから肩にずしっと腕の重さを感じると
グッと抱き寄せられる
見上げると
そこには持ち前のキラースマイルと
目が笑っていない彼の姿が。

何だ、と苦笑いして企画部の人達は
ビルから出て行くと
彼はスっと私から離れスタスタ歩き出した









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・・・3→←【大人の可愛い彼氏】武知海青



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−1010(プロフ) - こんばんは!以前からそら。さんの作品を拝見していました!もしサイトの移行されていましたら、可能でしたら教えていただきたいです(*^^*) 急かしているつもりはありませんが、嫌な気持ちにさせてしまいましたらすみませんzro゛ (2022年4月10日 20時) (レス) id: 2a853c864b (このIDを非表示/違反報告)
ノノカ(プロフ) - こんばんは!サイトの移行はいつ頃になりそうでしょうか?とても楽しみにしております。 (2022年1月28日 2時) (レス) id: 687bf5db1b (このIDを非表示/違反報告)
ノノカ(プロフ) - おかえりなさい!更新、ずっと楽しみにしておりました。サイトで再活動、楽しみにしております。 (2021年12月29日 4時) (レス) @page48 id: 687bf5db1b (このIDを非表示/違反報告)
けんきち(プロフ) - おかえりなさい。ずっとお待ちしておりました。これからも楽しみにしております! (2021年12月25日 12時) (レス) @page48 id: cd885ae626 (このIDを非表示/違反報告)
niji(プロフ) - 楽しみに読み返しながら待ってました⭐︎ (2021年12月25日 7時) (レス) @page48 id: 40e8fd5cee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そら。 | 作成日時:2020年2月18日 7時

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