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御手洗の鏡を見ると
可愛くないくらい顔が
真っ赤になった自分が映る
うそ、私ゆでだこ…
目を瞑るとアルコールは更に回り
このまま眠れそうなくらい気持ちいい
でも後ちょっと。部長を送るまで
倒れられない。戻ったら水にしよう…
顔をパタパタ仰ぎながら、御手洗を出ると
そこには彼が、水を持って立っていた
壱「はい、水」
「わ〜…ありがとー…」
どこまで出来る部下なんだ本当に…
気持ちがすごく嬉しくて、水を受け取るときに
彼の手に少し触れたけど
酔っていてそんなこと、全く気にならなかった
少し静かな、廊下に二人で並ぶ
水を飲んで彼を見上げると
彼も結構飲んでたはずなのに
顔色は、全く変わっていなかった
「かわむらー、全然酔ってないじゃんー」
壱「俺、前にザルって言いましたよね？」
「サル？」
壱「ザル」
「サル？」
壱「うざ 笑」
彼の前では気を許せるのか
しっかり気を保った私じゃなくて
少しだけ、甘えられた
楽しそうに笑う彼を見ていると
私も嬉しくて思わずポロッと、本音が出た
「んー、川村が楽しそうに仕事してる姿、めっちゃ好き」
壱「楽しそうにしてます？」
「うん。新しいこと閃いた時に、目がすごく綺麗にキラキラーってするの…眩しい」
壱「…酔いすぎちゃいます？」
「酔ってないって言ってるやん」
壱「関西弁下手くそ」
「笑 よし…水ありがとね。戻るよ」
あー…もっとこんな風に話していたいな
居心地のいい時間はあっという間
ふと部長の顔が浮かび、気合いをいれて
自分の頬を軽く叩き
戻ろうと彼の前を通り過ぎたとき
グイッと腕を引かれて
後ろからぎゅっと抱きしめられた
え…？何が起こってるの…？
壱「…戻らんといて」
「…え…？」
壱「部長のとこ、行かんといて」
小さく耳元で囁かれる声は
お酒の入った身体に敏感に響く
「どうしたの…？」
壱「…Aさん、二人で抜けません？」
力を強く込められて、逃げられないし
吐息が耳に掛かりくすぐったい
「でも、部長の介抱しなきゃ…」
壱「部長よりも…俺の介抱して」
抱きしめる腕は緩められず
息の掛かる首筋に、彼の柔らかい唇が這う
思わずビクッと反応してしまうと
彼の吐息が熱くなった
壱「Aさん、…好き」
…私の部下は、ずるい男
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−1010(プロフ) - こんばんは！以前からそら。さんの作品を拝見していました！もしサイトの移行されていましたら、可能でしたら教えていただきたいです(*^^*) 急かしているつもりはありませんが、嫌な気持ちにさせてしまいましたらすみませんzro゛ (2022年4月10日 20時) (
レス) id: 2a853c864b (このIDを非表示/違反報告)
ノノカ(プロフ) - こんばんは！サイトの移行はいつ頃になりそうでしょうか？とても楽しみにしております。 (2022年1月28日 2時) (レス) id: 687bf5db1b (このIDを非表示/違反報告)
ノノカ(プロフ) - おかえりなさい！更新、ずっと楽しみにしておりました。サイトで再活動、楽しみにしております。 (2021年12月29日 4時) (レス) @page48 id: 687bf5db1b (このIDを非表示/違反報告)
けんきち(プロフ) - おかえりなさい。ずっとお待ちしておりました。これからも楽しみにしております！ (2021年12月25日 12時) (レス) @page48 id: cd885ae626 (このIDを非表示/違反報告)
niji(プロフ) - 楽しみに読み返しながら待ってました⭐︎ (2021年12月25日 7時) (レス) @page48 id: 40e8fd5cee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら。
| 作成日時：2020年2月18日 7時
