超能力者はボンゴレの敵になりました (ページ5)

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181話告白ページ5

君が好き。
ただ、それだけだったんだ。

Aは、止まる。
僕を蹴ろうとして、上げた足を下げた。

『す……き？』

雲「そう。君が好きだ」

Aが元に戻ってくれるなら、何回でも言うよ。

僕らしくないかもしれない。
けど、元に戻ってほしいから。

『だまれ！！』

ドガッ！！！

Aは、薙刀の柄で僕をとばす。
だけど、痛くない。Aの痛みに比べたら、全然痛くない。

雲「君が元に戻るまで言うよ。何度でもね」

僕がそう言うと、Aは頭を抑え始めた。
痛すぎるのか、顔が歪む。

『あ、あぁ』

そして、泣き始めた。

記憶が戻ったのかな？
それだと嬉しい。けど、Aの苦しむ姿なんて見たくない。

だから、僕はAに近づいた。

雲「A………」

『きょ………や、くん。
ご…………ん、ね』

ばたん…

Aは、倒れた。

最後に、僕の名前を呼んだ。
やっと、元に戻ったんだ。

けど、それと同時に白蘭ってやつに怒りが湧いた。
もちろん、Aを苦しませたからだ。

絶対に咬み殺す。

雲「戻ろう…」

僕は、Aを背負って、みんながいるところに戻った。

向こうは、どうなったかわからない。
恐らく、戦っているんだろうね。

ああ、僕も戦いたい。
楽しみだな。