超能力者はボンゴレの敵になりました (ページ4)

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180話願いページ4

～雲雀 side～

数時間前。

ディ「Aを元に戻せるのは、お前しかいねーんだ。
絶対に元に戻せよ」

雲「うるさいな。
どうしようが、僕の勝手でしょ」

みんな、言ってくる。
Aを戻せ……と。

僕は、指図されるのが大っ嫌いなんだ。
僕の好きなようにやられせくれないかな。

ディ「いいから戻せ！絶対にだ！
恭弥には、Aが必要なんだよ」

雲「………ああ、わかったよ」

僕は、てきとうに返事をする。

Aを元に戻すかは、気分しだいだ。
僕には関係ないからね。

『大っ嫌い』

Aとの戦いの最中、そう言われた。

その時、すごく辛かった。
何故なんだろうか。

いや、わかっている。わからないふりをしているだけだ。
僕は、好きなんだ。Aが。

好きだから、ムカついた。
好きだから、冷たくした。

簡単なことだったんだね。

雲「元に戻ってよ、A」

僕は、そうつぶやく。

痛い体に鞭を打ち、起き上がる。
そして、ゆっくりと歩く。

『………の…さ。
………なんで、僕に近づくのさ！』

Aは、殴る蹴るを繰り返す。
僕は、ただそれに耐える。
こんなもの、Aの痛みに比べたら痛くない。

雲「好きだから。それ以外に理由はいるかい？」

僕は、微笑みながらそう言った。