恋煩い ページ2
その日からほんの一言か二言だけやけど話すようになった
今日も寒いな、とか、背伸びた？とかそれだけ
ただ2つだけ分かったことがあって
一人暮らしの高校2年生ってことと、夜が遅いのはタンスレッスンに通っているからということ
「あ"ぎどぉぉぉぉ」
「おーなんやなんや」
「しんどい」
「はっ？」
「やから、しんどいねんて」
もうすっかり先輩惑のなくなった照史と、3回生コンビを待つ
「しげも恋煩いか」
「・・・」
「えっ図星？！」
「しげも恋をするんやなぁ」
なんて、タイシングよく入って2人と照史に茶化される
「え、誰誰」
どんな人なん？って�陲舛磴麒垢�れたけど、そういえばよく知らんな
そもそも名前すら知らんし
そりゃそうか、ただのコンビニのバイトとただの客の関係やし、なんてちょっと落ち込む
「ええ、しげが静かなんほんまに恐いねんけど」
「しげちゃんも そういうお年頃なんやなぁ」
今日は土曜日
会えるとえぇなと、楽しみにしてきたのにもう11時15分を過ぎた
あの子が11時過ぎたことなんてなかったんに
外では嫌がる子を囲む男3人くらいがなんだかやり合ってて面倒
でもこういう時は知らんふりをするのが一番やってオーナーさんが言っとった
あ、もしなしてあの人たちおったから入って来んかったかも
くそ、ヤンキーめ
…長い。どう考えて長い
俺が気づいてから、かれこれ15分は外が騒々しい
ヤンキーは1人増えたみたい
男の子もよう抵抗するわ
するとヤンキーが攻撃の手をゆるめたようで、それまで見えへんかった男の子の顔が
「えっ」
見えてしまった
あの子や、どうしよう
助けな！取りあえず警察？いやそんなん待ってられへん
ああ、もうどうにでもなれ
「お前ら！さっきからごちゃごちゃうるっさいんじゃ
その子のこと離して、いなくならんと警察呼ぶぞ
ちゃんとそこにカメラあるんやからな」
威勢よく言ったものの怖くなってうつむく
ドアのバタンッという音に続くエンジン音
そこに残っていたのは倒れたあの子だけやった
*
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龍(プロフ) - non westさん» コメントありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります！！ (2021年1月26日 23時) (
レス) id: 8545e123bb (このIDを非表示/違反報告)
non west(プロフ) - はじめまして！お話の続きとても気になり、更新楽しみにしてます！頑張って下さい^_^ (2021年1月25日 23時) (レス) id: 6317775239 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tomo_yui | 作成日時：2021年1月24日 12時
