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Ta.
午前6時
目が覚めた
いつもならランニングをする時間
今日くらいええか、と思ったけどやっぱちゃんと走らな
もうこの時の俺には正常な判断が下せなかった
いつも通りにストレッチをしていつもとは違うランニングコースを走る
こんな時間やから看護師さんも少ないんやろ
一人も会わずに外に出れた
もうすぐ5月やもんな
6時すぎでも十分に明るい
軽く準備運動したけど喘鳴も聞こえないし、一応予防のために吸入してきたし余裕や
昔はここに入院しとって散歩に連れてってもらっとったから懐かしいお店もあるし、すっかり変わってしまったところもある
言うても10年以上たっとるもんな
なんて余裕やったのもつかの間、胸のあたりが急に苦しくなってしゃがみこんだ
崇「ハァハァ、、ヒュー、ハァ、、、」
「大丈夫か?喘息や」
崇「お、ヒュー、、くら、せんせ」
「大倉先生か。すぐ連絡したる」
おじさんがまた声をかけてくれたけど答える気力もない
忠「崇裕!」
あぁ忠義せんせ来てくれたんや
あ、勝手に抜け出したから怒られるかな
いや、もう怒っとるか
なんか言ってるのはわかるけど呼吸が苦しいし、発作始まっていくらか時間たってるから酸素が頭にまわってなくて頭も痛い
そして俺はそのまま意識を手放した
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作者名:Tomo_yui | 作成日時:2020年5月20日 2時