参拾漆 ページ42
その夜
フョードル「Aの花嫁衣装は絶対似合うんですよ。」
ゴーゴリ「うん。」
フョードル「白無垢も似合うんですよ。」
ゴーゴリ「うん。」
フョードル「ブーケ持つ姿も愛らしいんですよ。」
ゴーゴリ「うん。」
フョードル「学習能力も素晴らしいあの子なら何処に嫁いでも恥ずかしくないお嫁さんになれます。」
ゴーゴリ「うん。」
フョードル「別にぼくはAの初恋や恋愛にあれこれ云いません。」
ゴーゴリ「溺愛してるのに?」
フョードル「何でよりによってポートマフィアなんですか!!」
ゴーゴリ「逆に探偵社はOKなの?」
フョードル「論外です!!澁澤の首を切った時もあれは半分私怨ですからね?」
ゴーゴリ「うわ、それ本人聞いたら絶対落ち込むやつ。」
フョードル「まあ、太宰君よりはマシだとは思いますが....」
ゴーゴリ「彼幹部なんでしょ?異能力も凄いんだってね。きっとAちゃんの事守り切れる自信あるんだろうな〜」
フョードル「ええ。あの時の彼の目に曇りはありませんでしたからね。ですが...」
ゴーゴリ「Aちゃんの悲しむ姿を見たくないの?」
フョードル「...あの子は9歳。中原中也は22歳。13歳も差があります。そんなの、中原中也が先に死ぬに決まってるじゃないですか。」
ゴーゴリ「ポートマフィアの幹部として沢山恨みを買われてると思うしね。そうなるとAちゃんにも危険が無いとは云い切れないよね。」
フョードル「その通りです。」
ゴーゴリ「なら明日それも聞いてみたら?その答えでドス君も答えてあげれば良いのさ。」
フョードル「....そうですね。」
次の日____
太宰Side
中也「.....」
フョードル「.....」
「(パンケーキもぐもぐ)」
太宰「....ねえ、私必要?」
とある料理店の個室にて、右側の席に中也とAちゃん、左側の席にフョードルと私が座っていた。
フョードル「貴方は中原中也の元相棒なんですから中原中也の事は良くご存知でしょ?」
太宰「元相棒は否定しないけど....」
フョードル「なら問題ありません。」
えぇ〜...
フョードル「中原中也。貴方は先ず自分がポートマフィアの幹部である事は自覚してますか?」
中也「嗚呼。昨日は首領に幹部の座を降ろされるかと思ったが始末書で許されたしな。」
フョードル「ならば今も色んな組織に恨みを買われてるのでは無いですか?」
中也「否定はしねえ。過去にそう云う事は何回かあったからな。」
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作者名:迷ヰ猫 | 作成日時:2019年7月16日 1時