フョードルの妹に誘拐された重力使い (ページ40)

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参拾伍ページ40

太宰Side

フョードル「本当にAは来るのですか？返事が来なかったのですよ？」

翌朝、私はメールで彼女に知らせた○○公園でフョードルと彼女が中也を連れて来るのを待っていた。

ちなみに彼方此方には身を潜めたポートマフィアの構成員達が拳銃を片手に待機していた。勿論其処には森さんや芥川君達、探偵社の皆も居た。

○○公園の入口も一箇所だけ残し全て封鎖した。公園に訪れる一般人も居ない。

後は時間と勝負だった。

敦『太宰さん！西の方角に大きな穴が開き始めました！！』

無線から敦君の知らせを受け私は全員にまだ待機するよう伝えるとフョードルと共にその場所へ向かった。

敦君の云う通り、空間に大きな穴が開いていると其処からフョードルの妹であるAちゃんを抱っこした中也ともう一人、メイド服を来た女性が現れた。

太宰「そちらの美しいご婦人がメアリーさんかな？」

メアリー「はい。私の異能力は『無限空間』。
様々な空間を自由に行き来できる力です。此処から海外だって一瞬です。」

フョードル「貴女は露西亜人ではなく英国人ですね？」

メアリー「はい。英国にある私の家に今迄お二人のお世話をさせていただきました。あ、別にメイドが職業じゃないのでこの服も雰囲気に合わせてるだけですよ。」

太宰「ちなみに何歳なの？」

メアリー「それはご想像にお任せしますよ。」

同い年である事を願おう←

太宰「却説Aちゃん。此処に来てくれたのは中也を返してくれるからだよね？」

「うん。でも、その前にフェージャお兄様にお願いがあるの。」

フョードル「お願いとは、何ですか？」

Aちゃんは中也に降ろしてもらうと中也の手を引きフョードルの元に来た。

「あのね、えっと....」

フョードル「A？」

「わ、私....ちゅ、中也お兄ちゃんのお嫁さんになりたい！！」

フョードル「え？」

太宰「は？」

待機してた全員「「「ええええええええ！！？」」」

え、彼女今何て云った？

中也のお嫁さんになりたいって云わなかった？

フョードル「中原中也の、お嫁さんになりたいのですか？」

「うん！」

ええ...チビには絶対勿体無いのに？

「あっ、でもまだだよ？私が大人になったらだよ？私が大人になって、お胸とか大きくなったら！」

太宰「確かにAちゃんは大きい方がえr((フョードル「異能が効かずとも弾は当たりますよね？」冗談だよ。」

何で拳銃持ってるのさ！！

てか中也もその拳引っ込めてよ！！