参拾参 ページ36
中也Side
中也「こうして人魚姫は泡となって消えてしまいました...っと、寝ちまったか。」
俺が読み終わる頃にはAは既に俺の腕に抱き付きながら眠っていた。俺は絵本を閉じ枕の横に置くとAを起こさないように抱きしめた。
中也「やっぱりAは可愛いなぁ。本当に、手放したくなくなるぜ...」
最初はヤバイ餓鬼と思ってたが...
中也「こんなにも愛着が湧くとか思ってなかったぜ。あ、そういや明日は○○公園連れて行かねえとだったな。彼処もポートマフィアが睨んでそうだがまあ、Aの頭脳があれば大丈夫....」
俺はふと棚に置かれたAの携帯の位置が微妙にずれている事がわかり、異能力で絵本を浮かせ棚の携帯を落とした瞬間素早く絵本を移動させ携帯を受け止めた。そして俺の元に持って来ると携帯を開き、メール画面を開いてみた。
中也「なんで太宰のメアドが....」
俺はすぐに内容を確認した。其処には俺を返せや明日Aと行く○○公園に来いとの文章が表示されていた。
"明日○○公園に行きたい"
中也「真逆、Aは満足したから、俺を....」
嫌だ....
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
中也「巫山戯んなよ...俺の方が、沢山Aの願い叶えてやってんだ....俺の方が兄に相応しいんだよ...なのに....フョードルが良いってか?
はは...ははははは...」
なぁA
Aの兄は俺だよな?
だからよ、
中也「俺の可愛い可愛い妹のA、兄ちゃんの俺がちゃんと守ってやるからな?」
俺はぐっすり眠るAの少し伸びた長い髪にそっとキスをした。
Aハダレニモワタサネエ
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
最初はストックホルム症候群で行こうかなと考えたのですがストックホルム症候群とはちょっと違うし、ヤンデレ中也が格好いいなと思いヤンデレでいきました。
扇風機一晩中付けて寝てたせいで喉やられた←
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作者名:迷ヰ猫 | 作成日時:2019年7月16日 1時