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「あ〜美味しかった。」

Aは饂飩を堪能し満足気な顔をした。

「あ、フェージャお兄様。デザートとも良い?」

フョードル「構いませんよ。」

「じゃあ...あ、此れパフェだ。パフェなら露西亜でも食べた事ある。」

Aはフョードルにパフェを頼んでもらい、パフェが運ばれて来るとキラキラ目を輝かせた。

「凄い...頂きま〜す!」

Aは美味しそうにパフェを食べ始め、フョードルはそんなAを愛おしそうな見つめた。

「フェージャお兄様、あ〜ん。」

Aはパフェを掬ったスプーンを持つ腕をフョードルへと伸ばし、フョードルはスプーンに乗ってるパフェを食べた。

「へへ、美味しい?」

フョードル「ええとても。」

「だよね!」



「...どうしよう。」

数分前、飲食店を出たフョードルとA。フョードルはゴーゴリから連絡が来ると暫く話し込み、Aは少しだけならとあまり遠くには行かないように横浜の街を見ていた。が、猫を見つけると露西亜ではあまり見なかったその猫に興味津々になり、思わずその猫を追い掛けた。

猫は見失ってしまい、Aは残念と思いながら戻ろうとしたが来た道がわからなくなり、こうして絶賛迷子中だった。

「携帯ホテルだし....きゃっ!」

Aは誰かとぶつかり尻餅を付き、顔を上げると其処にはガラの悪い二人組の男がAを睨み付けていた。

男1「おい餓鬼、何ぶつかってんだよ。」

「ご、御免なさい....」

男2「御免なさいで済むと思ってんのか?あぁ?」

片方の男がAを殴ろうとし、Aは思わず目を瞑った。

「....あれ?」

暫く経っても何の痛みも感じないAはそっと目を開けると、其処には黒い帽子を被った子柄な青年が男の拳を片手で受け止めていた。

青年「手前等、こんな小せえ子供殴ろうとするとか良い度胸じゃねえか。」

男1.2「ヒッ!」

青年「失せろ。」

青年がそう云って睨見付けると二人組の男はすぐに逃げて行った。

青年「大丈夫だったか?」

青年は手を差し伸べ、Aはその手を取り立ち上がった。

「う、うん。あ、ありがとうお兄ちゃん。」

青年「礼なんていらねえよ。それより何でこんな所に一人で居るんだ?」

「ま、迷子になって...携帯、ホテルに忘れたし...」

青年「迷子か...親の携帯番号わかるか?俺のスマホ貸してやるから連絡して良いぜ。」

「あ、ありがとう。」
 
Aは青年からスマホを借り、フョードルへと電話を掛けた。

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作者名:迷ヰ猫 | 作成日時:2019年7月16日 1時

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