フョードルの妹に誘拐された重力使い (ページ3)

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弐ページ3

二日後ーーーー

「うわっ！凄いよフェージャお兄様！私達空の上に居る！」

飛行機の窓から見る初めての空の景色にAは興奮していた。

フョードル「A、余り騒ぐと周りに迷惑が掛かりますからもう少し静かにしてください。」

「は〜い。でも何でゴーゴリとイワンは一日遅れで来るの？」

フョードル「ちょっとした仕事ですよ。」

「ふ〜ん。あ、飛行機が下がっててる。」

フョードル「もうすぐで空港だからですね。今の内に降りる準備をしておきなさい。」

「は〜い。」

ー○○空港ー

フョードル「此れから予約していたホテルへと行きます。が、決してぼくから逸れないで下さい。」

「わかった。でも此処日本の何処なの？」

フョードル「横浜と云う街です。異能力者が少なからず居るんですよ。」

「へぇ〜」

ー○○ホテルー

「すごい！ベッドフカフカ！！」

Aはベッドにダイブしてはぴょんぴょん飛び跳ねた。

フョードル「家のベッドもそうじゃありませんでした？」

「それはそれ、此れは此れなの〜」

何度もベッドの上で跳ねるAをフョードルはとりあえずムービーに収めた。

「あっ！フェージャお兄様。私お腹空いた。」

フョードル「唐突ですね。仕方ありません、外へ食べに行きましょう。」

「お外！？行く行く！」

そしてAはフョードルに抱っこされながらホテルを出てはキョロキョロ横浜の街を見渡した。

「お店がいっぱいあるね！でも何でフェージャお兄様に抱っこされないといけないの？」

フョードル「こうしないとAはすぐに何処か行ってしまうので。」

「私迷子にならないよ？」

フョードル「迷子にならない、なるではありませんよ。」

「むう....」

そしてAとフョードルは近くの飲食店に入った。

「此処、和食のお店？」

フョードル「そうですよ。」

「私和食初めてだから楽しみ。」

Aとフョードルは席に案内され座り、メニューを開いた。

「日本語はイワンと勉強したけどまだ読めないの多い...」

フョードル「なら後で勉強しましょうね。」

「は〜い。あ、私此の...な、何て読むの？」

フョードル「饂飩と書いてうどんですね。饂飩が食べたいのですか？」

「うん。ちょっと気になる。」

フョードル「ではぼくも饂飩にしましょう。」

フョードルは店員に饂飩を二つ頼み、店員が持って来るとAは饂飩を興味津々に見つめた。