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baby*30 ページ31

「馬鹿かお前は!!」

「あたっ!?」





マスターに容赦ないチョップをされて、目の前に星が飛ぶ。

流石に女相手にやりすぎたと思ったのか
悪い…いつものクセでと謝罪された。

灰崎に少しだけ同情する。





「…つーか縁切ったって何なの?馬鹿なの?何考えてんの?」

「…じゃあどうすれば良かったんですか」





拗ねたように口を尖らせて聞けば、
マスターは至極当然と言いたげに。





「責任とらせて結婚までこぎつけるに決まってんだろ」





この人に聞いた私が馬鹿だったと頭を抱える。


他の皆は私とマスターのやり取りに爆笑している。コントみたいだ、と。

こちとら笑い事じゃないってのに。




皆に妊娠していることを報告した日から、仕事の内容がだいぶ軽くなった。

そこまでしてもらわなくても、と断ったら
腹の中の子供に何かあったらどうすんだ!とマスターに怒られた。解せぬ。



そして今は閉店後の店の大人数用テーブルに全員で集まっている。


私は、花宮に子供の認知はしなくていいと告げたことを伝えたところ、またマスターに怒られた。解せぬ。


けれど高尾も首を傾げながら言った。





「確かになんで?花宮サンのこと好きなんだろ?そこは責任とらせんのが普通じゃね?」

「…だって」

「ちゃんと好きになって欲しかったんだろう?」





違うかな、と氷室さんが微笑む。
大当たりだ。





「…責任とか義務とかみたいな形で一緒になったって辛いだけです。そんな両親を持ったこの子だって可哀想じゃないですか……それに、あの人の未来まで壊したくない」





私も花宮もまだ若い。

チャンスも可能性もいっぱいある。



花宮は非常に優秀な男だ。


将来、もっとたくさんの人の依頼をこなす有能な弁護士になるだろう。

本当に好きな人だってできるかもしれない。


それを結婚と子供で縛りたくなかったのだ。





「既成事実として利用して、結婚するのもありかなとかそりゃ考えたことはありますけど、でも。

やっぱり花宮さんが好きだから。大切だから。

幸せになって欲しいんです」

baby*31→←baby*29



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チベスナ(プロフ) - この作品で花宮さんめっちゃ好きになりました....執着からくる一途さがもう素晴らしい、何より花宮さんぽい恋愛すぎて尊い(語彙力) (2020年9月10日 2時) (レス) id: d26d5f7a91 (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ - もうやばいめっちゃ名作じゃないですかああああ花みゃーが格好良すぎる…そりゃ一日で殿堂入りしますよこれは! (2020年3月10日 19時) (レス) id: da8ce484b3 (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ - 5話でやっと名前が「(名前)」のままだったことに気づいた我。ていうナニコレ序盤でもうにやけが止まらなさすぎるんですけど…神ですか? (2020年3月10日 18時) (レス) id: da8ce484b3 (このIDを非表示/違反報告)
- 感動したーーーーーーー!!!! (2019年11月27日 20時) (レス) id: d95af1f9f8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 最高過ぎです。語彙力どうでもいいぐらい最高です。最後の高尾何なんですか?涙が出そうでしたよ? 本当作者さん何で高尾をもっとイケメンにさせちゃうんですか??? (2019年5月2日 23時) (レス) id: 1dd2715002 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モブA | 作成日時:2015年2月28日 0時

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