▽ ページ12
※会話多め
「わかった!!お前の望みは叶えよう!!」
「ええ!?」
真っ赤な顔をした高木くんをひとしきり笑った後、
決心したようにそう言った薮さん。
待って?望みって俺を貰うとかいうやつ???
「ただし!条件がある。」
「チッ、また条件かよ…」
「ふ、取引に条件は付き物だ。それくらいガキのお前でも分かるだろ?」
「…チッ」
「よし。条件は、」
「えっと、俺の気持ちとかそういうのは無視ですか?」
あまりにも俺抜きでことが進んでいくので、
慌てて間に入るけど……
「山田をお前にやるのは一日だけってことだ。」
「はぁ?」
「山田は俺の部下であり、娘みたいなもんだからな。簡単にはやれない。」
「初めて聞きましたよ、ボス。」
「うん、今決めたからな。初めて言った。」
「そんなん、俺の望みの1%くらいしか叶ってねーじゃねーか、」
「はー?一日山田を自由に使えるんだぞ?一日デートしたり、青春ごっこしたり、あんなことやそんなこと……」
「っ、////」
「ませてんなぁ笑」
「うっせ…////」
「どうする?
…お前はこれからも犯人逮捕に貢献する。
そして、その褒美として山田を一日自由にしていい券を手に入れる。悪い条件じゃないと思うけど?今回ちょっと手を貸すだけでいいんだ。
簡単だろ?」
「っ、……ほんとだろうな。」
「ほんとほんと〜!なぁ?有岡。」
「ああ。俺がこの耳でちゃんと聞いたからな。」
「…はぁ…わかった。協力してやる…」
「はぁ?”してやる”だぁ?お前から山田が欲しいだのなんだの我儘言ってきたんだろうが。言い方、ちがくないか?」
「っ〜!チッ、協力さ・せ・ろ!ください!!!!」
「い〜よ〜!♡」
ここまで、俺抜きの会話だけでお送りしましたが
「………やっぱり、俺の気持ちとかそういうのは無視なんですね…」
山田涼介、24歳。
この部署に配属となり早三日。(ってまだ三日か…)
今度は勝手に取引に使われたみたいです……
118人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Hey!Say! JUMP(プロフ) - 続きが楽しみです! (2021年5月20日 18時) (レス) id: 8de6064f5e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:山田マンボウ | 作成日時:2020年7月10日 18時