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※会話多め



「わかった!!お前の望みは叶えよう!!」

「ええ!?」



真っ赤な顔をした高木くんをひとしきり笑った後、

決心したようにそう言った薮さん。


待って?望みって俺を貰うとかいうやつ???



「ただし!条件がある。」

「チッ、また条件かよ…」

「ふ、取引に条件は付き物だ。それくらいガキのお前でも分かるだろ?」

「…チッ」

「よし。条件は、」



「えっと、俺の気持ちとかそういうのは無視ですか?」



あまりにも俺抜きでことが進んでいくので、

慌てて間に入るけど……




「山田をお前にやるのは一日だけってことだ。」

「はぁ?」

「山田は俺の部下であり、娘みたいなもんだからな。簡単にはやれない。」

「初めて聞きましたよ、ボス。」

「うん、今決めたからな。初めて言った。」

「そんなん、俺の望みの1%くらいしか叶ってねーじゃねーか、」

「はー?一日山田を自由に使えるんだぞ?一日デートしたり、青春ごっこしたり、あんなことやそんなこと……」

「っ、////」

「ませてんなぁ笑」

「うっせ…////」




「どうする?

…お前はこれからも犯人逮捕に貢献する。

そして、その褒美として山田を一日自由にしていい券を手に入れる。悪い条件じゃないと思うけど?今回ちょっと手を貸すだけでいいんだ。

簡単だろ?」




「っ、……ほんとだろうな。」

「ほんとほんと〜!なぁ?有岡。」

「ああ。俺がこの耳でちゃんと聞いたからな。」




「…はぁ…わかった。協力してやる…」

「はぁ?”してやる”だぁ?お前から山田が欲しいだのなんだの我儘言ってきたんだろうが。言い方、ちがくないか?」

「っ〜!チッ、協力さ・せ・ろ!ください!!!!」

「い〜よ〜!♡」








ここまで、俺抜きの会話だけでお送りしましたが







「………やっぱり、俺の気持ちとかそういうのは無視なんですね…」





山田涼介、24歳。

この部署に配属となり早三日。(ってまだ三日か…)





今度は勝手に取引に使われたみたいです……

▽→←▽



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Hey!Say! JUMP(プロフ) - 続きが楽しみです! (2021年5月20日 18時) (レス) id: 8de6064f5e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山田マンボウ | 作成日時:2020年7月10日 18時

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