会いたい人は...４ (ページ23)

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ライブまでの一週間、メンバー、スタッフ共にライブに対する意気込みは、かなりのものだった。

より良いステージにするために、妥協したくないといって、寝る間も惜しんで働くスタッフの姿が見られた。

開演直前

ステージ裏でメンバーだけの時間をあえてつくった。

開演を待つペンの熱気、歓声がドーム中を満たして、ライブ特有の高揚感の中、俺達の登場を今や遅しと待ちわびている

G『なんかさ...俺達って恵まれてるよな...』

ﾃｿﾝ『ん？...確かにそうですね』

ﾖﾝﾍﾞ『当たり前だと思ってたけど、そうじゃないんだよな...』

G『前までは、俺達が辞めたい時に辞めようって思ってたんだ。』

ｽﾝﾘ『カッコ悪くなったら辞めるってやつですか？』

G『そう...。だけどさ、今は、俺達を好きで居てくれるペンがいる限り続けたいって思うんだ』

ﾖﾝﾍﾞ『それ、わかる。』

G『一応、皆に確認したかったんだ...
BIGBANG続けるか？』

ﾖﾝﾍﾞ『もちろん』

ﾃｿﾝ『はい』

ｽﾝﾘ『はい』

皆の目に一点の曇りもなかった。

ｽﾝﾘ『俺達戻ってこれますよね』

俺達の不安はこの事に尽きる

G『あぁ。必ずな』

必ずそうする。

G『今出来る事は、最高のステージを見てもらうこと。BIGBANGは、終わりじゃない。これから始まるんだって伝えたいんだ』

G『タッピョンにも伝わるようにな』

皆の顔つきが変わった。

G『いくぞ！！』

目映いばかりの光の中に
俺達は歩みを進めた...