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〜馬車〜
ショウゴとメーテルが前の席に､ゆいと鉄郎が後部座席に乗っている｡
ショウゴ｢2人とも気が済んだか？｣
ゆい/鉄郎｢うん…｡｣
メーテル｢でも､これであなたたちは､国中に指名手配されたわ｡｣
鉄郎｢じゃあ､メガロプリスの町に､警察の手が？｣
メーテル｢多分ね｡｣
ゆい｢999は何時にユメ発車するの？｣
メーテル｢今夜の0時ちょうどよ｡｣
ゆい｢今夜？｣
メーテル｢もし乗り損ねたら､次の999まで1年間待たなくてはいけないわ｡一応､パパラ宿のプリパラには停まるけど､そこへ行くにはここからだと物凄く遠いのよ｡｣
ショウゴ｢いっ…､1年だと!?そっ…､それに…､パパラ宿のプリパラには停まるけどそこまで行くにはすげぇ遠いだと…!?じゃあ次のヤツ待ってる間に俺たちゃ警察に捕まっちまうかもしれねえってことじゃねえか！だったら急げよ､メーテル！｣
メーテル｢ええ｡やれるだけやってみましょう｡それしかないわ｡｣
メーテルが馬を鞭で叩く｡
馬がスピードを上げる｡
〜メガロプリス･ホテル〜
メーテル｢時間が来るまで､このホテルで隠れていましょう｡その方が安全よ｡｣
ゆい/鉄郎｢うん｡｣
鉄郎が悲しそうに呟く｡
鉄郎｢メガロプリスって､素晴らしい町だね｡一度でいいから､母さんにも住ませてあげたかった…｡｣
メーテルが腕時計を見る｡
メーテル｢出発まで､あと3時間あるわ｡今のうちに､休んでおいたら？私はシャワーを浴びるわ｡｣
メーテルが風呂場へシャワーを浴びに行く｡
ゆい｢私もユメ休もうっと｡｣
ショウゴ｢疲れたし､休もうぜ｡｣
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作者名：yadlz208 | 作成日時：2018年8月12日 23時
