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A「……愛してくれてありがとう。…お願い。もう、関わらないで。」
出ていってもらおうと玄関の扉を開けた瞬間、
慎太郎に腕を引っ張られ、
ガチャンッと乱暴に閉められる。
驚く暇もなく、
慎太郎はそのままその場に私を押し倒す。
慎太郎「………俺以外の男がAに触って、俺以外の男にAが笑いかけるなんて、耐えらんないんだけど。」
電気は点いている筈なのに、
上にいる慎太郎の顔は暗くて見えない。
真っ黒なその表情で、彼の感情が読み取れない。
ただ分かるのは、
私の顔に落ちる雫から、
彼が泣いているということ。
慎太郎「全部Aのためにやったことなのに、間違ってるなんて言わないでよ。」
A「っ…、Aのため、Aのため…。もう聞き飽きたの。そんな無責任な言葉。」
慎太郎「ひっでぇ。慎ちゃん傷付いたよA。せっかく二人の世界を作ろうとしたのに…………あ。」
酷いと言いながらも
全然傷付いていない様子の慎太郎。
そして彼が動いたことで聞こえたカチッと言う音。
ー嗚呼、入れてたの忘れてた
と言って彼がポケットから取り出した鋭利な刃物。
慎太郎「何だ、そんな面倒なことしなくても、手っ取り早い方法があるじゃん。」
カチチ、と音を鳴らして刃物が露出し、
その先端が私へ向く。
やばい。この流れはやばい。
今までの経験が
この状況のヤバさを物語っている。
そう思った時には遅く、
腹部に言葉では言い表せないような、
鋭い痛みが走る。
痛い。
と思うと同時に、
異物の入る感覚がさらに気持ち悪くて、
声を出すことが出来なかった。
私が動けずにいる間に、
慎太郎も同じように自分を傷付ける。
慎太郎「…やっと二人きりだねA。」
涙を零しながら
赤い唇で優しくキスをする慎太郎。
いつもみたいに甘酸っぱくなくて、
ただただ鉄の味がした、最期のキス。
目を閉じる直前の、
泣いている彼の姿がとても印象強かった。
「二人の世界には、俺とAだけで十分でしょ」
Bear
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Shiona(プロフ) - 菫さん» ありがとうございます。頑張ります。 (2022年12月2日 23時) (
レス) id: 146bf73b62 (このIDを非表示/違反報告)
菫(プロフ) - まさかの全員集合！？これはきょもも来る感じですね！！更新待ってます！！ (2022年11月29日 21時) (レス) @page43 id: a9a6cb0fc5 (このIDを非表示/違反報告)
Shiona(プロフ) - 菫さん» さてどうでしょう( ・∀・)いつもコメントありがとうございます。お互い体調に気を付けましょうね。 (2022年9月28日 11時) (レス) id: 146bf73b62 (このIDを非表示/違反報告)
菫(プロフ) - バード、ライオンってことはjungleに関係してくるんですか！？人生6回目って言ってたから多分スト全員の回来ますよねこれ！！次は誰かなってめっちゃ楽しみにしてます！！寒くなってきたのでお体に気をつけてください！ (2022年9月26日 17時) (レス) id: a9a6cb0fc5 (このIDを非表示/違反報告)
Shiona(プロフ) - 菫さん» 前作に引き続きありがとうございます(^-^)楽しんで頂けたらと思います。 (2022年9月20日 22時) (レス) id: 146bf73b62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiona
| 作成日時：2022年9月1日 22時
