家出＿4 ページ4
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涼「ゆ…と………ゆ、とぉ、…」
………誰かに呼ばれてる……この声は…やま？……
夢と現実の狭間で、その声に引っ張られて目の前が白く開けていく。
薄っすらとした明かりの中で体を起こすと……目線の高さにベッドのシーツを掴む手が見えた。
中「…んん〜……やま、？……やま！？」
涼「ご、め………手、貸して…くれない…？」
青白い顔で苦しそうに顔を歪めているやま。
それでも起き上がろうとしているみたいで俺に手を伸ばしていて。
どうやら不安は的中してしまったらしい。
中「ダメだよ、動かないで寝てて。体温計持ってくる」
家にある使えそうなものを持てるだけ持って部屋へ戻ると、昨夜と同じように体を丸めているやま。
山田家へ連絡しないといけないけど……今は手が離せない。
少しでも楽にしてあげたいのに、やまのこんな姿を見るのは久しぶりで……どうしたらいいのか……
涼「う、…ゆぅと……きもちわるぃ…っ……」
中「吐きそう？袋ここにあるよ」
体を起こして袋を受け取ったやまは、俺に背中を向けようとする。
見られたくない気持ちも分かるから、そのまま背中をさすり続けた。
しばらくしても思うように出てこないみたいで……虚ろな目をして顔をあげたやま。
涼「ゆ、と………いま、なんじ…？」
中「今？6時半だよ」
涼「がっこう……したく、しないと…だよね……いっていいよ………」
中「やまを放っていけるわけないじゃん」
きっとやまの中で不安が大きくなりすぎて体にまで影響を及ぼしているんだ。
……大ちゃんの心配が、かえってやまに………そう考えると複雑だね……
今は…やまが良くなるように………あ、薬持ってきてるかな…？
涼「ごめっ…でも、…ぅっ……けほけほっ…」
中「いいよ、喋らないで。薬あるかな……」
涼「か、ばん……ぽけ……っ、と……」
中「鞄のポケットね。……あった」
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夢莉(プロフ) - トマト丸。さん» 他のお話と融合させるかもしれませんが、移行先で考えてみます！リクエストありがとうございます！ (2020年3月7日 19時) (
レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - あーちゃんさん» はじめまして(^^)光栄です…！移行先で考えてみます！リクエストありがとうございます！ (2020年3月7日 19時) (レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
トマト丸。 - 涼ちゃんが高熱がでてしまい熱性痙攣で一時意識不明の重体になってしまうところを見たいです!!!!よろしくお願いします!!!! (2020年3月7日 14時) (レス) id: 064c528e5b (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - はじめまして！何度か読み返してしまうほど大好きです！リクエストしたいのですが、涼ちゃんがノロウイルスで嘔吐がひどくなかなか治らず家族みんなで看病する、というのをお願いしたいです!!よろしくお願いします！ (2020年3月5日 21時) (レス) id: 4ea081dbc4 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - らんさん» わぁ嬉しいです…！了解しました！少し先になりますが、移行先3の方で書かせていただきますね！リクエストありがとうございます！ (2020年3月5日 20時) (レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
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