じゃないこと＿4 ページ19
大貴side
慧「困ったね〜、」
大「それ本気で言ってるか？」
部屋に戻ってろと言ったのに涼介の部屋はもぬけの殻。
制服と鞄がなくなっていたから、学校へ行ったことはすぐにわかった。
追いかけて止めたところで素直に帰らないだろう………仕方ないから、まだ家にいるはずの裕翔に連絡をとり涼介を頼んだ。
………で、帰り。
挨拶もそこそこに駆け出した俺は隣接された中学へ行った……んだけど、涼介は既に帰ったあとで。
慧に電話してみたらまだ帰ってきてないって………何やってんだあいつは！！！
俺が家につく頃には玄関に涼介の靴があって、階段を駆け上がり怒る気満々だったところを慧に止められ今に至る。
大「あいつは自分の限界が分かってないんだよ」
慧「……どうかな」
大「分かってたら無茶しないだろ！大体、慧がそんなだから涼介も軽く考えるんだよ」
慧「へへっ、ごめんね」
大「……」
今部屋でどうなってるのか。
……倒れたりしてないよな………
熱も計りたいし、一旦怒りを抑えて涼介の部屋へ向かう。
大「入るぞ……涼介？……それ見ろ、だから言ったのに……」
綺麗好きの涼介にしては珍しく、鞄は投げ出され、寝るときに着ているスウェットはぐちゃぐちゃで床に落ちている。
制服のままベッドに倒れこんだってとこか…馬鹿、布団の上に寝てたら寒いだろうが。
大「熱は……はっ！？38℃って……」
涼「…っう゛ー……」
大「涼介？おい、大丈夫か？」
驚きの声に反応したのか唸って身動ぎをした涼介。
白い肌、頬だけ赤い顔が俺の方へ向けられるけど、起きてはいないみたいで。
こんな格好じゃ寝苦しいだろ……着替えさせたら起こすかな……
涼「んん、……っぇ、なぁに…？」
大「着替え、してから寝ろよ。ちゃんと布団に入らないと」
涼「あぁ…っ、そだね…」
起き上がるのがやっとで……支えていないとすぐに倒れてしまう背中に手を当て、覚束ない手でボタンを外し着替える涼介を手伝う。
大「……頭は痛いか？気持ち悪いとか悪寒がするとか」
涼「……ん、…？」
大「……わかった、もう寝てろ……」
熱のせいか、ぽーっとしていて話しかけても聞こえていない。
なのに、突然モゾモゾし始めて。
涼「………ぁ……しゅく、だい……」
何かと思えば……
大「馬鹿、寝てろって……」
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夢莉(プロフ) - トマト丸。さん» 他のお話と融合させるかもしれませんが、移行先で考えてみます！リクエストありがとうございます！ (2020年3月7日 19時) (
レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - あーちゃんさん» はじめまして(^^)光栄です…！移行先で考えてみます！リクエストありがとうございます！ (2020年3月7日 19時) (レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
トマト丸。 - 涼ちゃんが高熱がでてしまい熱性痙攣で一時意識不明の重体になってしまうところを見たいです!!!!よろしくお願いします!!!! (2020年3月7日 14時) (レス) id: 064c528e5b (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - はじめまして！何度か読み返してしまうほど大好きです！リクエストしたいのですが、涼ちゃんがノロウイルスで嘔吐がひどくなかなか治らず家族みんなで看病する、というのをお願いしたいです!!よろしくお願いします！ (2020年3月5日 21時) (レス) id: 4ea081dbc4 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - らんさん» わぁ嬉しいです…！了解しました！少し先になりますが、移行先3の方で書かせていただきますね！リクエストありがとうございます！ (2020年3月5日 20時) (レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
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