占いツクール
検索窓
今日:73 hit、昨日:166 hit、合計:127,985 hit

4話 ページ4

先生に稽古をつけてもらって数年たったころ、俺は一度もAに手をあげず、着々と力をつけていった。


Aも成長し、今は桃園の手入れの手伝いや料理などをしている。

小さい頃から綺麗な顔をしているとは思っていたが、成長すると誰もが振り向く美人になった。


3人で町に買い物に出かけたとき、ある男がAにすがりついてきた。


「あんた美人だなあ!なあ!俺と結婚してくれよお!!」

A「え…えっと、その…」

獪岳「おい、誰だお前、俺の妹に気安く触るんじゃねえ!」


男を蹴り飛ばすとAを後ろにさがらせる。
きゅっと腕を掴むAに内心ほっこりしながら目の前で倒れ込む男に凄むと、先生がその男を助け起こした。

獪岳「先生!そんなおかしなやつ放っておいて、もういきましょう。」

慈悟郎「まあまあ獪岳。こいつにも色々あるんじゃろう。」




そういうと先生はそいつの借金をすべて肩代わりし、挙げ句の果てには弟子にするとまで言い出した。

なんだよ。俺じゃダメだってか。壱ノ型が使えねえ俺じゃあダメなのかよ。


獪岳「…ックソ!」

木刀を投げ飛ばして縁側にドカッと腰を下ろすと寝巻き姿のAがお茶を持って来た。


A「お兄ちゃん…」

獪岳「…ありがとよ」


艶やかに伸ばした髪を一つにまとめ、左肩に流しているためすらりとのびた首筋が月に照らされている。

本当に綺麗になった。
昔からよく殴っていたせいもあってか少し頭は弱いが、よく気が利いて町でも評判だ。

よく求婚にきやがる男どもがいるが、いつも俺が殴り返す。
そうすると求婚しにくる男もこなくなった。


A「お兄ちゃん、善逸君がきらいなの?」

獪岳「…そらそうだろ。先生は俺が壱ノ型が使えねえからあいつを弟子にしようなんて思ったんだ。」


Aは言葉を選んでいるようで、少し悩んだ後続けた。


A「でも、先生はお兄ちゃんのこといつも褒めるよ。私のこともたくさん…
だからね、そんなことが理由じゃないと思う。
善逸君が困ってたから、助けたいって思ったんだよ」


一生懸命話す妹が愛おしくてぎゅっと抱きしめて腹をくすぐる。

A「わぁっ、おにいちゃ、あはは、くすぐったいよー!」


膝の上に座らせ、Aの頭に顎を乗せて月を見る。


俺は鬼を倒す鬼殺隊に入る。
そうすれば離れ離れになるが、いつか柱にまでなって屋敷を持てたら、Aを迎えに行くつもりだ。

5話→←3話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (125 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
233人がお気に入り
設定キーワード:鬼滅の刃 , 獪岳 , 我妻善逸
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

pocky - 面白い!とっても素敵な作品ですね!! (6月29日 22時) (レス) id: 67e63b3be0 (このIDを非表示/違反報告)
絵宙(えそら) - 読んでる時の感想→「え?え?なんで優しいお兄ちゃんの獪岳が私(夢主)殴ってるの!?作者さん嫌い…いや嘘だけどさ、本当は大好き!!でもどうしてこうなった?あ、最後の獪岳の言葉身に染みる」って感じでうるさかったです…素晴らしいですね(さっきの言葉どうした) (3月23日 2時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
実弥LOVE(プロフ) - 最後の獪岳の一言で私の涙腺が崩壊した。 (2月24日 23時) (レス) id: 3871cda528 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - めっちゃ面白いえ、本当に面白いんだけど!( ゚ロ゚) (2月20日 10時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続きが見たいです!!! (2月18日 12時) (レス) id: 35ab4fcffb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2020年2月16日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。