9話 ページ9
善逸「それにしても兄貴、最終選別終わっても帰ってこなかったな。まー鬼殺隊には入ったみたいだけどさ。俺、手紙かいてるけど、返事一回も返ってきたことないよ。」
A「うん。私もだよ。
お兄ちゃん、どうしたのかな。」
お兄ちゃんは、最終選別を通過したあと、晴れて鬼殺の剣士になったけど、それ以来一度も帰ってくることはなかった。
今日こそ帰ってくるんじゃないか、といつも玄関の方を気にしてはいるけど、先生か善逸君が通るだけ。
稽古は厳しくなって、善逸君はいつも逃げようとする。
いつも泣いて私に助けを求めてくる。
善逸君はダメダメちゃんだけど、できる子だっていうのはみんな知ってる。
でも今は先生にボコボコにされてしまったので、私と一緒に桃の収穫をしている。
善逸「はーあ、俺は剣士になんてなれないよー
じいちゃん容赦ないからさ、今もこんなボロボロだし。」
A「善逸君が逃げるからだよ!
どうして逃げ出したりするの?」
善逸「そりゃあきついし、痛いし…俺、才能ないし。」
しょんぼりとした善逸君。
君はきっとできる子なのに、どうしてそんなことを言うんだろう。
A「先生はね、すごい人だから、才能がある人がわかるんだよ。じゃないと剣を教えようなんてしないよ!先生のこと、大好きでしょ?」
善逸「そりゃあ、好きだけどさあ〜」
A「先生も、善逸君が大好きだよ。
もちろん私も。強くなって、みんなを守るんでしょ?」
善逸「…うん…俺、がんばる…」
240人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
pocky - 面白い!とっても素敵な作品ですね!! (2020年6月29日 22時) (レス) id: 67e63b3be0 (このIDを非表示/違反報告)
絵宙(えそら) - 読んでる時の感想→「え?え?なんで優しいお兄ちゃんの獪岳が私(夢主)殴ってるの!?作者さん嫌い…いや嘘だけどさ、本当は大好き!!でもどうしてこうなった?あ、最後の獪岳の言葉身に染みる」って感じでうるさかったです…素晴らしいですね(さっきの言葉どうした) (2020年3月23日 2時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
実弥LOVE(プロフ) - 最後の獪岳の一言で私の涙腺が崩壊した。 (2020年2月24日 23時) (レス) id: 3871cda528 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - めっちゃ面白いえ、本当に面白いんだけど!( ゚ロ゚) (2020年2月20日 10時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続きが見たいです!!! (2020年2月18日 12時) (レス) id: 35ab4fcffb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2020年2月16日 2時