お兄ちゃん、ずっと一緒だよ。【鬼滅の刃】

もしも善逸と結婚して子どもができたら ページ3

善逸「こら岳太(がくた)！桃ばっか食ってないで素振りしろっつったじゃん！
父ちゃんの言うこと聞けないの！？」


岳太「え〜だって父ちゃんキーキーうるさいんだもん！
ねえ母さん、夕飯なにー？」


A「もう。お父さんのいうことききなさい。
岳太のために言ってるのよ。」


岳太「わかってるよ〜…
…あ、逸成(はやなり)兄ちゃん！」


逸成「岳太、またサボってんのか？
父ちゃんああみえてすごい人なんだから今のうちに教えてもらっとけよ。もうジジイだし、いつ死ぬかわかんないんだからさ。」


善逸「逸成！！父ちゃんを上げて落とすな！！
口の悪さが母ちゃんの兄貴にそっくりだぞ！！
最悪だわ変なとこ似ちゃったよ！
あと俺まだジジイじゃねーからァ！！」


岳太「たしかにー！父ちゃんジジイだもんなー！
素振りしよっと！」


善逸「岳太まで！俺は父ちゃんだぞ！！」


キーキー怒っている善逸のそばに駆け寄ろうとする三男の忠慈郎(ちゅうじろう)。

まだ幼い忠慈郎は兄や父の側に寄りたがるが、木刀を振っている岳太に近寄ると危ない。


A「あ、こら忠慈郎！お兄ちゃんたちの邪魔しないの！」


逸成「いいよ、母さん。俺がつかまえる！
ほーら忠慈郎、逸成兄ちゃんと蹴鞠しような〜」


忠慈郎「逸成兄ちゃん！おれ、赤い鞠がいい！
ねえ母ちゃん！夕霧もう寝た？夕霧、赤い鞠見ると喜ぶからさ！」


おんぶしている産まれたばかりの末子の女の子の夕霧はぱちくりと大きな目を瞬かせている。

逸成が赤い鞠をもってきて忠慈郎を抱き上げ、夕霧の目線に鞠がくるようにすると、小さな夕霧はきゃっきゃと喜んでいる。


善逸「はぁ〜やっぱり夕霧はかわいいなあ〜
母ちゃんにそっくりだよぉ〜」


岳太「ほんっと父ちゃんは母ちゃんのこと好きだよな〜
まあ母ちゃんはほんとに美人だけどよ！」


逸成「料理も上手だしな〜」


忠慈郎「夕霧も、母ちゃんみたいな美人さんになるねー！」


4人は私と夕霧を優しく抱きしめてくれる。


子どもたちと善逸と一緒に暮らせて本当に幸せ。


辛いことなんて何もなくて、家族で暮らせるなんてこんなに素敵なことは無いと思う。


ずっとみんなが幸せで平和でいられるのは、善逸が鬼を倒してくれたから。

強くて優しい私の旦那さん。


これからもずっとよろしくね。

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