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「はぁ……。─────いたっ!?」
おはようと、いつもより少し低い声色で言ったゆうた君。
溜息の理由がなんとなく分かって、精一杯背伸びしてデコピンした。
「…えっと、Aさん……?」
「…ゆうた君、馬鹿じゃないの」
「んなっ……!?」
ひなた君との意見の相違。ヘッドホンやヘアピンの色だけじゃ不十分なのか。
そんな事を考えてるゆうた君は、本当に馬鹿だと思う。
この2人、もっと思いっきりぶつかればいいのに。
無意識にそういうのを避けてるんだよね……。
意外と痛かったらしく、おでこを押さえるゆうた君を放って窓側の自分の机に向かった。
「…え、ゆうた君寝てる……?」
嘘でしょ……。
とは思ったものの、私はまだクラス全員の席を覚えていない。
ゆうた君の席も、今彼が座ってる辺りだから、てっきりゆうた君の席なのかと思っていた。
それがしばらくしてから仙石君が現れて、そこがゆうた君の席ではなかったことを知った。
ゆうた君がどいた時に、仙石君は黙って自分の席に座った。
…あの2人、話すようになったら仲良くなれると思うんだけどな……。
・
「起立、礼」
「それでは青鷺さん! 共にlesson室へ参りましょう!」
「…あ、うん」
日直の号令で挨拶が終わって、すぐに朱桜君がこっちに来た。
Knightsのレッスン室に向かってる間に、先輩3人の事をざっくり教えてもらう。
…なかなか我が強そう……。でも、それくらいじゃないとアイドルなんてやれないもんね……。
「お疲れ様です、先輩方。…おや、まだ誰もいませんね」
「確か3時半集合だから…あと10分はあるね……」
じゃあ雑談でも、と朱桜君が提案してきたから、それに乗った。
雑談っていうのは意外と時間を潰せるらしい。
3分前になると、Knightsのメンバーは全員揃った。
…1人、寝てるけど……。
「じゃあ自己紹介ね。ほらくまくん、起きて!
俺は瀬名泉。一応Knightsのリーダーやってる。臨時だけどねぇ」
「んん…分かったから………。ふぁあ、ふ♪
俺は朔間凛月…安眠妨害さえしなければ、それでいいよ……」
「次はアタシの番ねェ。
2年の鳴上嵐よォ。気軽に『お姉ちゃん』って呼んでねっ♪」
「では私ももう一度。私は朱桜司です。よろしくお願い致します」
4人から自己紹介をしてもらい、私も彼らに挨拶をする。
…というか、朔間ってまさか……。先輩に聞かされたのと酷似してるけど……。ううん、やめよう。
「…1年の青鷺Aです。よろしくお願いします…」
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蒼乃(プロフ) - 零さん» コメントと共に優しいお言葉ありがとうございます！一年半更新を止めてしまうことになり申し訳ないですが、精一杯頑張ります！ありがとうございます！！ (2022年6月2日 18時) (
レス) id: c9e288890e (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - こんにちはコメント失礼します。 初めの方から読んでいた一読者です。無事合格出来ることを祈ってます。頑張って下さいね☺️体調等には気をつけて (2022年6月2日 18時) (レス) @page38 id: 46e0494878 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼乃 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2020年9月11日 22時
