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「…あ、」
「どうしたの、A?」
「…、なんでもない」
不意に声を出した私に、ゆうた君が笑いながら問いかける。
Knightsのレッスンの時間とか場所とか、聞いてなかったって思ったけど、よく考えたら瀬名先輩は朱桜君を向かわせる、って言ってた。
……? 何かが壁を伝ってた……?
なんだろ、あれ……そもそも、そんなことする人なんて…、いるか。
「先ほどの御仁…葵君、でござったか。どこかで聞いた覚えがあるでござるよ。
う〜ん……?」
「俺のこと呼んだ、仙石君?」
階段の踊り場にひょっこりと現れた仙石君。
…あれ、仙石君だったの? 身のこなしすごい…。
ゆうた君に声をかけられた仙石君は、すごくびっくりして、肩が跳ね上がった。
私たちの足音も聞こえてなかったみたいだし、それくらい考えていたってことなんだろうけど……、なにをそんなに……?
ゆうた君がなにをしているのか聞いても、まるで幽霊でも見たかのような反応を見せる。
…もしかして、ひなた君がなにかやった……?
「朝もそうだったけど、そんなに身構えなくてもいいのに。
クラスメイトなんだから、仲良くしようよ♪」
「なんまいだぶ、なんまいだぶっ。
…うう、影分身の術でござるか?」
「影分身……?」
ゆうた君が自己紹介しても、さっきゆうた君と会ったと言い続ける仙石君。
ゆうた君は私と一緒にいた。証言は出来るけど……。
耐えきれなくなったみたいで、キャパオーバーだと言って去ってしまった。
仙石君、同好会申請書を持ってたけど……生徒会室に行くところだったのかな。
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蒼乃(プロフ) - 零さん» コメントと共に優しいお言葉ありがとうございます！一年半更新を止めてしまうことになり申し訳ないですが、精一杯頑張ります！ありがとうございます！！ (2022年6月2日 18時) (
レス) id: c9e288890e (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - こんにちはコメント失礼します。 初めの方から読んでいた一読者です。無事合格出来ることを祈ってます。頑張って下さいね☺️体調等には気をつけて (2022年6月2日 18時) (レス) @page38 id: 46e0494878 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼乃 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2020年9月11日 22時
