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「あー、青鷺あとで職員室」
「え」
「なんかやらかしたの、A?」
ホームルームが終わって、ゆうた君がすぐに話しかけてくる。
私は首を横に振って、否定の意を表した。
「むしろその逆なんだけど……ほんと、なにやらかしたんだろ私」
「アニキと一緒にいたずらしちゃったり」
「そんなことしたら睨まれるもん……」
口を尖らせながら言うと、ゆうた君はいつもの笑顔で確かにと軽く笑い飛ばす。普段はちょっとイラッとするけど、今はそれに安心した。
「……行ってくる」
「はいは〜い」
重い腰を上げてそう告げた私は、廊下に出て職員室へ向かい始めた。
ゆうた君は最近仲良くなったらしい朱桜君と天満君と喋っている。
「失礼します、1-Bの青鷺です…」
「あ、A〜こっちこっち!」
「姫宮君……? 副会長も……」
職員室に入った私を呼んだのは、同じクラスの姫宮君。
その横にいるのは3年生の蓮巳副会長と、2年生の伏見先輩。
そっか、姫宮君は生徒会だから…。
伏見先輩って確か、姫宮君の執事さん……だっけ?
「朝からすまんな、青鷺」
「い、いえ。あの…私なにかしでかしましたか……?」
「いえ、そんな事はありませんよ」
「あ、椚先生…おはようございます」
「はい、おはようございます。
では本題に入るとしましょう」
授業開始まであまり時間がありませんからね。
生徒会顧問の椚先生はそう続けて、私にある資料を渡してきた。
……プロデュース科の、新しい生徒?
資料を見て怪訝そうな顔をした私の心情を悟ってか、伏見先輩が簡単な説明を述べてくれた。
「こちらは4日後から夢ノ咲学院に転校される方の資料にございます。彼女の年齢はわたくしと同じ2年生。
つまり、青鷺さまの先輩に当たるお方です」
「わ、私なんかに『さま』なんてつけないでください……」
「これが性分でして。申し訳ございません」
居た堪れない思いになりながらも、資料を見る。
普通に、名前は聞いた事がある公立高校に通っていたらしいその人。
なんで、そんな人がこんな私立校に…?
「貴様はこいつよりもプロデューサーとしての経験がある。
いわば、指導係だ」
「ﾋｪｯ…む、むむむりです……!」
「貴様のプロデュースには目を見張るものがある。
指導といっても、見学させるなり、どんな方法でも構わんのだが…」
「(あ、それならまだ…)」
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蒼乃(プロフ) - 零さん» コメントと共に優しいお言葉ありがとうございます！一年半更新を止めてしまうことになり申し訳ないですが、精一杯頑張ります！ありがとうございます！！ (2022年6月2日 18時) (
レス) id: c9e288890e (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - こんにちはコメント失礼します。 初めの方から読んでいた一読者です。無事合格出来ることを祈ってます。頑張って下さいね☺️体調等には気をつけて (2022年6月2日 18時) (レス) @page38 id: 46e0494878 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼乃 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2020年9月11日 22時
