ツイステキャラがあのセリフを言ってくれるようです

十言目「ここからら始めましょう。一から…いいえ、ゼロから！」（りんりん様リクエスト） ページ11

Aは焦っていた。この世界の住人の暴言に対する耐性のなさをなめていた。

そこでAはこの重くなってしまうためには何が必要かを考え、そして一つの答えを出した。


ーーそうだ、癒し(カリム先輩)にセリフを言ってもらおう。


そう決めた監督生は実行が早かった。



監督生「お願いします、この空気を打開するためにも！」

カリム「ああ、任せとけ！」


幼い頃から暗殺に巻き込まれてきたスカラビア主従とレオナ、元ヤンだったので暴言に慣れていたデュース以外の人物は全滅。

その中で一番癒し要素が強いカリムに監督生はお願いすることにした。デュースかカリムかで悩んだがカリムの方がきっと適役と判断した。


監督生「えっと、こう言う流れで…ここでジャミル先輩に……」

カリム「ん、わかった！俺を信じろ！」

監督生「ずっと前から信じてます顔がいいなぁもう」

カリム「？まあいいや！おーい、ジャミル！」


ジャミルの元に駆け出すカリム。

先ほどのセリフから少し回復した者たちは何事かと2人の方を見守る。


ジャミル「…なんだよ？」

カリム「なあジャミル。俺は知ってるよ。ジャミルがすごく優しい人だって。俺のために毒まで食べて、命がけで守ってくれて、お前が隣にいてくれてすごく嬉しかった」

ジャミル「…なに、いって……」

カリム「俺は知ってる。お前がどんなに凄いやつかってことを、どんなに努力してきたかってことを、俺は知ってる」

ジャミル「カリム？」


ほとんどのものがショックから回復してきた。

そして2人の行き先をただ静かに見守っている。

カリム「俺は、俺の家族はお前に酷いことたくさんしてきた。“ジャミル”って言う1人の人間を押し殺してお前が今まで俺のそばにいてくれたってことを、俺はやっと理解できた。

カリム「だから、もう一度やり直したいんだ。友達になりたい。前みたいに…いや、前よりもなんでも話せるような仲になりたい」







カリム「『ここから始めよう！一から…いいや、ゼロから！』」








カリムのセリフに何人かが涙しそうになった。

それほどまでに彼のセリフは感動的だった。

そしてジャミルも…



ジャミル「…考えとく」



ジャミルとカリムの仲が少しだけ進展し、他の人物の精神も回復したので監督生にとってはとても満足のいく結果となった。








Re:○ロから始める異世○生活／レ○

十一言目「君の剣は私には届かない。」（ナナセ様リクエスト）→←九言目「寝言は寝てﾀﾋね」（サトウタロス様リクエスト）

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