少しくらい、俺のこと見てくれてもええんやで？〈3〉【宮治】

嫌われたくない ページ28

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Aside






……鼻がツンとして、息が、詰まる。





A｢わ、たし………は……｣





上手く回らない口を必死に動かして。



頭の中では、これまでのことが走馬灯のように駆け巡る。




侑と小学生みたいな喧嘩ばっかりしてるし。


食べものには目がないし。


落ち着いてるように見えてめちゃくちゃ負けず嫌いだし。


本気で怒ると怖いし。


……変にカンが鋭いし。


読んでたみたいに助けてくれるし。


思わせ振りなこと言って振り回すし。


不意打ちしてきて心臓持たないし。




……嫌われても、しつこく諦めきれないくらいには





A｢………好き。……すごく。…………本当に……っ、｣



治｢……っ、｣





堪らず大粒の雫が頬を伝った。



治の顔がよく見えない。


ちゃんと、目を見て言わなきゃって思ってたのに。




やっとの事で吐き出せた気持ち。


1度口を切れば止まらないらしく、言わなくていい弱音まで零れてしまう。





A｢……嫌われ、たくない……よ…｣



治｢……A、｣



A｢……嫌いに、ならないで………っ｣





おかしな話だよ。


嫌われたんだ、って自覚してたのに
今更嫌わないで、なんて。




今、自分がどんなにブサイクになってるか、
1番自分がわかってる。


鼻水まで出てるもん。



あーあ、もっと可愛らしく泣けてたら揺らいでくれてたかな。




なんて、頭の片隅に僅かに残った小さな私が、くだらないタラレバを零していると。





治｢……なれるか。嫌いになんて。｣





上から降るように聞こえてきた、弱々しく掠れた声。



そのすぐあと、不意に腕を引っ張られ
突然視界が真っ暗になった。






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お久しぶりですー！！！
らな。です。

いつぶり？え、１ヶ月くらいぶり？(°°;)
お待たせしました…！

私生活が少し落ち着いてきたので復活です。
相変わらず課題には追われてますが……

ワタシ オンラインジュギョウ キライ






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