makes me happy 3

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「ありがとう」

「え？」

「嬉しい」

「…こちらこそ」

照れたのか小さな声になったA

「もう曲は出来たの？」

「んー大まかには出来たかな」

「そっか」

「あ、恥ずかしいから歌わないよ？」




歌って欲しいって思ったのがバレた？

でも僕への気持ちの歌を作ったって言われたら
聞きたいって普通なら思うよね



聞きたい

本音はこれだけどがっついてるみたいで
恥ずかしくて悟られたくなくて

「言わないよ」

なんてしらを切った

「そうだよね、流れ的に言われるかと思って」

安心したように笑うAに
今はこれが正解だったかなって思った


「でも、完成したら一番に聞かせてね」

「う、う…ん」

恥ずかしそうにAが答えて
一番はじめに聞くって言う約束を取り付けた


それから少したわいのないでやり取りをして
時間も遅いし電話を切ろうとした時

「テソンくん…

私、テソンくんのこと好きだよ？」

って照れたように言う突然のAの言葉に
動揺と嬉しさが隠せない





「僕もだよ」

出てきた言葉はこれだけで

言いたいことはたくさんあるんだけど
言葉にならなくて

平凡な同意の言葉だけが出た


しばらくの沈黙のあと

「あの…、うーんと、えっと
あの…私たちって、あの、付き合ってる、の？」

なんてAが言い出すから

え？

「違うの？」

考えるより先に口に出た


「え？」

「え？」


シーン…


好きって言って好きって返ってきて
お互いが好き同士って
そういうことじゃないの？

あれ？でも、
僕付き合おうって言ったっけ？
もしかして言ってない？
彼氏彼女なんて思ってたの僕だけってこと？

「僕、昨日からAが彼女だと
思ってたんだけど」

「…テソンくん、好き」

ねぇ、わざとなの？
そんなに言わないでよ

ドキドキ鳴りっぱなしで本当に



心臓に悪いから

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