HIGH&IOW〜俺が守るから〜《佐野玲於》

ガールズトーク ページ44

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ララ「なんか、レオとAってやけに仲がいいよね？」


A「…え？」




寝る前。

なかなか貴重なガールズトークをしてると、ララがそんなことを聞いてきた。




ララ「もしかして、レオのこと好きとか？」


A「っ！！、ないない！」




とんでもない、なんて言って、必死に手のひらを振る。

……だけど。




ララ「…顔、赤いけど？」


A「…気のせいだよ。」




そんなこと、自分が1番わかってる。

頬がすごく熱いんだもん。

私は顔を隠すように枕を抱えた。




ララ「……じゃあさ、レオのことどう思ってる？」


A「仲間だよ。」


ララ「他に！」


A「…えぇ……」




ちらりとララの方を見ると、興味津々な、乙女の顔。

これ、私からいろいろ聞き出そうとしてるやつだ。

私はゆっくりと口を開いた。




A「……いつも私のことを助けてくれるなって思うよ。怪我しそうになったら守ってくれる。」


ララ「それでそれで？」


A「…あと、不意打ちに困る。いつも無愛想なのに、たまに笑ったりとか、優しい言葉かけたりとか、……頭、撫でられたりとか。」


ララ「え！レオそんなことするの！？全然知らなかった！ああもう、にやけるっ」


A「ニヤけないで。笑 でね、レオが辛そうな顔してたら、私まで辛くなる。だから、どうにか力になりたいな、なんてね。」




私の話を、ぽけーっとしながら聞いてたララ。

なんで私はこんなに唖然とされてるんだろう。




ララ「…それって、そういうことじゃないの？」


A「え？」


ララ「だから、好きってことじゃないの？」




私が、レオを？





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