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自信 ページ27

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レオside




……聞いてない。

あいつ、RUDEに入るつもりだったのか。


女のRUDEなんて、ひとりもいない。

Aの心境が読めなかった。




スモ「……レオ。」




Aが立ち去った後、スモーキーに呼び止められた。




スモ「…お前はどう思う?」




何のことか、すぐにわかった。

……Aのことだ。




レオ「……俺は…、入れてもいいと思う。」




スモーキーは、何も言わず、俺をじっと見つめる。

俺がどう答えるか、どこか分かっていたようだった。




スモ「お前、ここ数日、あいつとよく一緒にいたよな?」


レオ「……、ああ。」




きっと、夜の巡回のこと。

上を飛び回っていた奴らが
一緒にいるのがAであることをしっかりと見ていて、スモーキーに報告したんだろう。




スモ「警戒心を解きすぎじゃないか?」


レオ「……あいつはきっと、俺たちを裏切らない。」


スモ「この数日でそう簡単に決めつけられないだろ。」


レオ「…確かにそうだな。だけど、ここ数日一緒に居て、少なくとも俺はそう思った。」


スモ「…もし、それで、あいつが裏切ってきたらどうする?お前にも責任が出てくるぞ。」


レオ「…その時は……、俺のことも潰してくれていい。」




スモーキーは少しだけ目を見開く。


確かに、たった数日いただけなのに、信用しすぎかもしれない。

だけど、何故か、そこまで言えるほど自信があった。




レオ「あいつは、随分前から親がいない。ひとりだ。ここの人達と、境遇が似てると思う。」


スモ「…なるほど。」




スモーキーは、何に納得したのか、俺にはイマイチ分からなかった。

だけど、これ以上Aの肩を持つことは、RUDEの一員である俺には難しくて。



これ以上は何も言わなかった。





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らな。(プロフ) - ど根性オレンジさん» オレンジさん!こんばんは!(^^) 今は恐ろしい点数が帰ってこないかヒヤヒヤしてます...笑 励みですか!それは嬉しい(*^^*) テスト頑張ってくださいね! (2018年5月19日 23時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
ど根性オレンジ - 私はテスト1週間前...´^`うらやましいです...でも更新を励みにしてがんばります!!!更新がんばって下さい!!!\(^∀^)/ (2018年5月19日 22時) (レス) id: 37c11fdefd (このIDを非表示/違反報告)
ちは - らな。さん» はい!( ´∀`) (2018年5月11日 22時) (レス) id: 68e56ad9ca (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - ちはさん» ありがとうございます!ちはさんもですか!頑張りましょうね...(;;)笑 (2018年5月10日 23時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
ちは - らな。さん» 今日一気に読んですごくキュンキュンしてます!(≧∀≦)私もテスト2週間前です(^_^;)テスト頑張ってください!応援してます! (2018年5月9日 22時) (レス) id: 68e56ad9ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らな。 | 作成日時:2018年4月25日 0時

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