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違うのに ページ49

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Aside





マミ「A〜!」





次の日の練習。


いつものように部活で使うビブスを洗濯していると、何やらルンルンのマミ先輩が近寄ってきた。





A「どうかしました?」



マミ「いやぁ、どうだったのかな〜?って!」



A「どうって?」





首を傾げれば、マミ先輩はまたまたぁ!と私の背中を叩く。





マミ「昨日!行ったんでしょ?白濱くんのとこ!」



A「行きましたけど…」



マミ「で!?何かなかったの?!」





どうやら、白濱くんと私の間に進展があったことを期待していたらしいマミ先輩。



……進展もなにも、私と白濱くんはそういうのじゃないんだけどな………





A「ないですよ。ただお見舞い行ってきただけですもん。調子どう?って聞いて、白濱くんの欲しいもの買って、それを届けて帰りました。」



マミ「ほんとにそれだけで終わったの?」



A「それだけって………。私たちただの友達ですよ?」



マミ「えぇ〜、私にはそれだけじゃないようにも見えたんだけどなぁ…」





……まあ、賭けしてるのは事実だから、それだけじゃないっていえば、それだけじゃないけど。




すると、マミ先輩は急に変なことを言い始める。





マミ「知ってる?A、白濱くんと話してる時すごく笑顔なんだよ?」



A「え?」



マミ「白濱くんもすごく楽しそうでさ。なんか、ふたりの世界ができてる感じ。」



A「そんなこと……」



マミ「ある!!私はそこに特別な何かを感じた!」





言葉を被せるようにして、強めに断言したマミ先輩。


毎日一緒に帰ってるじゃん!って追求されて。


だけどそれは、家の方向が同じなだけだし。





マミ「……じゃあさ、Aはないの?白濱くんといて、ドキドキしたりとか。」





そんな事を聞かれ、私はこれまでの事を脳裏に描く。


一番最初に思い浮かんだのは、白濱くんの優しい笑顔だった。





“かわいい”



……違う。



“俺がAちゃんと居たいだけ”



……違う。



“頑張り屋だなって……”



………違うんだってば。





どれもこれも、不意をつかれただけのこと。


そんなの、ドキドキした、なんてことに入らない。




……入らない、ハズなのに。





A「………そんなこと…………、ない……ですよ………」





マミ先輩からの質問に、即答できない自分がいた。






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らな。です→←彼女のメモ書き



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心音(プロフ) - すごくドキドキします!! 全然ベタな展開でもドキドキできていいです!!!! つぎの更新も楽しみにしてます!! (2019年4月14日 2時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - このお話すごく面白くて大好きになりました!毎回驚かされます。これからも頑張ってください! (2019年4月8日 15時) (レス) id: 7756676704 (このIDを非表示/違反報告)
y,206 - 毎日更新楽しみに待ってます!頑張ってください!! (2019年4月4日 23時) (レス) id: d4f39bbfd7 (このIDを非表示/違反報告)
まるこめちーは(プロフ) - 初めまして!毎日らなさんの物語楽しみにしています!!新作待ってましたー☆玲於推しですが、亜嵐くんも楽しみにしています! (2019年3月29日 19時) (レス) id: 797fcf741c (このIDを非表示/違反報告)
ど根性オレンジ(プロフ) - (ノ `・∀・)ノ゙ オオオオォ♪らな。さんの新作!またワクワクドキドキしちゃいます…(*´ω`*) (2019年3月29日 7時) (レス) id: 20d845d7dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らな。 | 作成日時:2019年3月28日 23時

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