急な宣言 ページ3
.
Aside
玲於くんが連れて行ってくれたのは
私が大好きな和食のお店だった。
個室で料理を楽しみながら話したのは、
最近した仕事の話とか
今度ある収録のこととか
来週都内でダンスバトルカップがあるとか
やっぱりダンス関係ばかり。
傍から見れば、2人そろってダンスバカでしかなくて
たまにそんなこと考えて笑えてくることもある。
和の料理を堪能した私達は、ふたり一緒にタクシーに乗った。
A「はぁ、美味しかった。」
玲於「お前最近サバの味噌煮ばっか食べてない?」
A「絶賛ハマり中。」
玲於「ばーちゃんかよ。」
くだらない話。
そんな話が、心地よかったりもする。
ぼんやり流れる景色を眺めていると
隣であっ、って声を上げた玲於くん。
A「…なに?」
玲於「今日Aん家泊まるわ。」
A「え、」
玲於「お前明日オフだろ?」
A「そうだけど……」
玲於「俺も明日午後からになったの。だから泊まる。」
いやいや、“だから”ってなに。
A「そんなの聞いてない。」
玲於「今言った。」
A「急すぎでしょ。」
玲於「午前がオフになるのも急だった。」
訳の分からない反論してきて、話がちっとも進まない。
今部屋ちからってるって言えば、じゃあ片付け手伝うわ、なんて言ってくる始末。
…いや、嬉しいよ?
ただでさえあまり会えないんだし。
でもさ、玲於くんが来るってなるといつも片付けをしてるわけで。
だからその、いろいろと準備ができてないというか……
まだバイバイしなくていいことを素直に喜びたい自分と
少しだけ抵抗を感じてる自分。
そんな2人か脳内で葛藤を繰り広げていると、玲於くんが口を開いた。
玲於「……A。もうちょっと一緒にいたいんだけど。」
A「……っ」
ああ、もう。
そんなこと言われたら、いいよ、しか言えなくなるじゃん。
.
--------------------------------
らな。です。
無事受験を終えて、占ツクに帰ってきました!!
読者の皆さん……ただいま!!!!!!笑
また少しずつ更新していきます!
.
2586人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ど根性オレンジ(プロフ) - ってなって気づいたらもう終わり!?意外と長いようで短かったです。ワクワクとドキドキをありがとうございました!次作も楽しみにしてます! (2019年3月22日 19時) (レス) id: 20d845d7dd (このIDを非表示/違反報告)
ど根性オレンジ(プロフ) - ふぁぁぁぁぁ!なんか、もう、こう、最高。(語彙力)らな。さんのこのシリーズ好きすぎました!始まった頃から読み続けてきて、毎回玲於くんと主人公ちゃんの行動にこっちまで一喜一憂して、やっと幸せになったと思ったらまさかのライバル!? (2019年3月22日 19時) (レス) id: 20d845d7dd (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - mizuhoさん» mizuhoさん、ありがとうございます(*^^*) 今ストーリーをメモに貯めてるところです。楽しんでもらえるといいな…!(予想と違ってたらごめんなさい(>_<)) (2019年3月20日 21時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - まいさん» 初めまして!(^^) そう言って頂けて、感謝感激です!笑 更新までしばしお待ちください(*^^*) (2019年3月20日 21時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - しをちゃさん» お返事遅れました、(>_<;) 玲於くん、ちゃんと挽回してもらいました。笑 楽しめてもらえたでしょうか...! (2019年3月20日 21時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らな。 | 作成日時:2019年2月13日 23時