タオル ページ1
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Aside
歩いてものの5分くらいで、大きなマンションの入口に辿り着いた。
自動ドア潜って、エレベーターに乗れば
すぐに玲於くんの部屋の前。
玲於｢…どうぞ。｣
A｢お邪魔します…｣
控えめに呟いて、玲於くんの部屋に上がった。
入ってすぐのところから、
オシャレな雑貨やインテリアが並んでて
改めて玲於くんのセンスを感じる。
2度目の玲於くん家。
まさか、こんなことでまたお邪魔することになるとは。
慣れない家にお邪魔することに加えて
ここ数日のふたりの関係が、私をさらに気まずくさせた。
玲於｢上着、貸して？｣
A｢え？｣
玲於｢乾燥機軽くかけるから。｣
A｢そんな、申し訳ない…｣
玲於｢いいから、ほら。｣
言われるままに上着を脱いで、玲於くんにわたす。
すると玲於くんは、それを持って別の部屋に消えた。
少し経って戻ってきた彼の手の中には
私の上着の代わりに1枚のタオル。
それをそのまま、私の頭に被せてきて。
A｢わっ……｣
玲於｢じっとして。｣
俯いて固まる私の髪を
優しく拭いてくれる。
こんなこと、しなくていいのに。
なんで、こんな優しくするの？
タオルで視界を遮られてるのをいいことに
玲於くんの目の前だってのに鼻がツンと傷んで泣きそうになった。
ここで泣くのはダメだと
自分に必死に言い聞かせてると
急に止まった玲於くんの手。
不思議に思って顔を上げてみれば
じっとこちらを見つめる玲於くんと目が合った。
A｢玲、於……くん？｣
何も答えない。
代わりに玲於くんの右手が私の頬に触れる。
それによって私の体は強ばって。
突然のことに戸惑っていると
私を見つめたまま、玲於くんは呟いた。
玲於｢お前、本当に壱馬と………、
……っ。｣
そこまで言うと、ハッと我に返ったような素振りを見せた玲於くん。
……え、何…………？
A｢……壱馬？｣
玲於｢……いや、なんでもないや。｣
聞き返しても、それ以上は何も言わなくて。
私から視線を逸らす玲於くんの表情は
どこか切なそうにも見える、なんとも言えない表情だった。
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ハナリーン(プロフ) - もう本当にきゅんきゅんしすぎて死にそうで、にやけがとまりません……。改めて玲於くんがまた好きになってしまいました。幸せな時間をありがとうございます……！ (2019年3月24日 7時) (
レス) id: 33cb9575e2 (このIDを非表示/違反報告)
ど根性オレンジ(プロフ) - はい！Ｏ(≧ω≦)Ｏ語りましょう！(≧∀≦) (2019年1月9日 20時) (レス) id: 20d845d7dd (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - ちょんさん» 嬉しいコメントありがとうございます(*´-`*) がんばってきます！！！ (2019年1月8日 20時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - SOLTWORLDさん» なんですかこのにやけてしまうコメントは。笑 ありがとうございます(*^^*) 番外編までしばしお待ちくださいヽ(´ー｀)ノ (2019年1月8日 20時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - ど根性オレンジさん» オレンジさぁぁあん！！！がんばってきます〜！！また語りましょう。笑 (2019年1月8日 20時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らな。
| 作成日時：2018年12月2日 0時
