唐揚げ ページ13
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Aside
新たに着させてもらった、白地の浴衣。
それに合わせてメイクとヘアメイクして、
可愛い花飾りまた付けてもらった。
スタジオ戻って、さっそく撮影再開。
｢佐野さんお願いします！｣
スタッフさんの声掛けに応じて
私の元にやってきた玲於くん。
さっきみたいにまじまじと浴衣を見て
また、ふーんって言った。
｢じゃあ、ふたり、自由に楽な感じで！｣
そう言って、カメラマンさんは私たちにカメラを向けた。
……でも、どうしよう？
デートっぽいこと、もう白濱さんとの時にやり尽くした気がする。
何かといい案はないか、と頭をフル回転させてると、
A｢…わっ！｣
突然引かれた、右手。
犯人は、いつの間にかセットのベンチに座ってる玲於くんで。
私は勢いのままに、
玲於くんの隣に座ることとなった。
A｢びっくりさせないでよっ｣
玲於｢突っ立ってる方が悪い。｣
A｢ほんの数秒じゃん！｣
そう突っ込めば、
もっとデートっぽくしてよ、って
意地悪な顔して言ってくる。
誰のせいでこんなコントっぽく……！
玲於｢亜嵐くんと、何してたっけ？｣
A｢え？あ、えっと、かき氷食べて、金魚掬いして、あとはベンチに座るとか……｣
玲於｢じゃあ、Aが祭りで必ず食べるものは？｣
A｢え？かき氷と、唐揚げと、りんご飴と……｣
玲於｢よし、じゃあそれにしよ。｣
A｢へ？｣
行くよ、って立ち上がった玲於くんは
また、私の手を引いた。
今度は、優しく。
促されるままに立ち上がると、
ちょっと待ってろ、って
どこかへ行ってしまって。
すぐに帰ってきた玲於くんの手には、唐揚げ。
撮影用にってスタジオのテーブルに置かれてたやつ。
A｢唐揚げ食べるの？｣
玲於｢祭りで毎回食べてるんだろ？｣
A｢それはそうだけど！！｣
唐揚げって！
可愛くないじゃん！
玲於｢なに、唐揚げは可愛くないとかいうの？｣
A｢え、玲於くんエスパー？｣
玲於｢ガチかよ。笑 つべこべ言わないの。｣
そう言って、玲於くん
爪楊枝に刺した唐揚げを私の口に放り込んできた。
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らな。(プロフ) - 誤表記確認しました。不快な思いをさせてしまっているにも関わらず2まで読み進めていただき感謝でいっぱいです。 (2020年5月17日 23時) (
レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - このみさん» ご指摘ありがとうございます。以前に他の方からご指摘をいただき確認したつもりでいましたが、見落としがあったようです。よろしければページ数等を教えていただくことは可能でしょうか？ (2020年5月17日 22時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - 北斗じゃなくて北人ですよ、名前間違え多くて萎えます。 (2020年5月16日 20時) (レス) id: 78cda5dbd9 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 北人の人が違うとこがありました！ (2019年12月24日 22時) (レス) id: 4e7c70030f (このIDを非表示/違反報告)
ちは - らな。さん» だいじょぶですよー(´∀｀)私も、いつもちは。さんがコメントを返してくれてとっても嬉しいです(〃ω〃) (2018年8月24日 12時) (レス) id: 5bb4607d1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らな。
| 作成日時：2018年8月16日 1時
