もし俺が好きって言ったらどうする？[佐野玲於]

普通に塩 ページ35

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ジェネトークのスタジオが近くなると、何やら話し声が聞こえてくる。



あの人達かなとか考えながらスタジオの扉の前まで来ると、その考えは確信に変わった。




金沢「あいつら早くない？」



A「ですよね。」



集合の時間までまだ30分はある。



早すぎだよ。



少し可笑しく思いながら、ガチャッと私はスタジオの扉を開けた。




亜嵐「あ、Aちゃんお疲れ様〜！」



A「お疲れ様。みんな早くない？」



裕太「亜嵐くんが集合時間間違ったんやで〜」



A「そうなの？」



亜嵐「すみませんほんと。笑」




やっちゃったよ〜って笑う亜嵐くん。




A「ちょっと意外。亜嵐でもミスするんだね？」



亜嵐「え、俺しない人だと思われてたの？」



A「少なくとも私は思ってたよ。笑」



「それ思ってるのたぶんAだけだから。」




突然後ろから聞こえた声。


振り向くとそこには玲於くんがいて。




A「なんで玲於くんいるの！？」



玲於「別に居ちゃダメなルール無いでしょ。てか驚きすぎ。大げさ。」



はぁ、とため息をつく玲於くん。


あ、今日は普通に塩っぽいな。



隼「俺とトレーニング一緒にしたいからここで待つんだって。玲於俺のこと好きだから。」



玲於「は？何言ってんの？きも。」



隼「しょっぺえよ、玲於ぉ」



玲於「ほんとＭだな。」




それ、私もちょっと思ったよ、玲於くん。






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