ちょっと後悔 ページ42
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膨らみに触れていた手も、挿し込まれてた指も、耳元に寄せた唇も離れて。
後ろ向きだった私を優しく持ち上げ、向き合うように座らせた。
宏光「この前さ、ここでシちゃったじゃん？」
「はい…」
宏光「正直ね、すっげぇ気持ち良かったの。ナマだったから」
「…///」
宏光「でもさ、ちょっと後悔したの。俺」
「…こう、かい…」
宏光「うん。あんなことして俺、お前のこと大切にしてやれてねぇじゃん、って思って…」
「…」
そう言って彼はおでこの前髪を指先で掻き分けて、優しいキスを落とす。
宏光「正直今出来ても困るし…、気持ちの整理とか、はなのことも……いろいろ考える余裕ないしな。…軽率なことしてごめんな」
「…そんな、私の方こそ…」
宏光「…とにかく、もうあんなことしない。お前のこと、ちゃんと大事にしたいし。…あ、いや…ずっとしないわけじゃないけど……まぁ、そこは…おいおい話すとして…」
「…」
照れたようにごにょごにょと小さくなっていく声。
それでも、ちゃんと伝わってくるんだ。
あなたが私のことを大切に思ってくれてることが。
宏光「……っだぁぁーー！！はずかしっ！！！あーもうっ、だめだだめだ！！俺は出るっ！！！」
「…っえ？…あ、えっ…」
宏光「俺続きやってっから、ゆっくりしとけ」
「…あ、はい…」
ガチャ、って出て行く彼の後ろ姿見つめながらあったかくなる胸の奥。
彼が私との未来をちゃんと考えてくれてるということがうれしくて。
あぁこの人となら、って思えるような人に出逢えたことが本当に幸せで。
「……宏くん、」
宏光「んー？」
磨りガラス越しの彼の名を呼ぶ。
「……大好き」
あなたに出逢えてよかった。
すきになってよかった。
宏光「ふはっ、どうした？俺も大好き。すっげぇ好き。もうやばいくらい好き」
「ふふふっ」
ガチャ、ってドアから顔だけを覗かせた彼がキスをねだるように唇を尖らせる。
宏光「…あ、違うな」
��愛してる��
大好きな優しい笑顔を見せて放たれた最上級の言葉が、私の心を満たしていくのを感じた。
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カリン(プロフ) - おぉー！！移行おめでとうございますﾟ+｡(ﾉ´∀｀)これからもずっと応援してます！ (2015年5月4日 0時) (
レス) id: 6641d2fd0e (このIDを非表示/違反報告)
Mayu - こちらこそお話を書いてくれてありがとうございます！あまりコメは出来てませんが、このお話、いっつも楽しみにしてます♪みっくんの様子がおかしいのって、前ついた嘘がバレたのかなぁ??と思いながら読んでました。クライマックスに向けてどうなるのか楽しみです★ (2015年5月4日 0時) (レス) id: 0f96157ddb (このIDを非表示/違反報告)
Maa.xx(プロフ) - はじめまして。いつもニヤニヤしながら読んでます！次で最終章、寂しいです、、、是非、続編期待しています！ (2015年5月3日 22時) (レス) id: a8a2d31d70 (このIDを非表示/違反報告)
玉ヶ谷マイコ(プロフ) - 初めまして。何度も読み返しながら楽しんでます！続編、ぜひぜひはなちゃん目線で読んでみたいです！はなちゃんは2人をどんな気持ちで見守ってたのかなー実は2人の恋心に最初に気づいたのははなちゃんだったりして…とか妄想してます。是非ご検討ください！ (2015年5月3日 22時) (レス) id: 7f76b5525c (このIDを非表示/違反報告)
kana(プロフ) - Kさんの作品はみっくんのかっこいいポイントが本当のみっくんもそれやりそう〜！って思えてすごくすごく好きです！こちらこそ、楽しいお話を読ませていただいてありがとうございます！です(^^)みっくんの不機嫌も気になりますが(!!)8章楽しみにしています！ (2015年5月3日 22時) (レス) id: 75b1e14f7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2015年3月17日 19時
