Like a Cinderella (Six) PT.1 (ページ6)

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｢どうもどうも！俺ジェシー、これから宜しくね！｣

ジェシー…外人さんにしては日本人ぽいし？ハーフかな？

至近距離で話す声のボリュームでは無いと思うくらい大きな声で挨拶してくれる

多分、悪い人じゃない。

｢あ、これつまらないものですが｣

とさっき買って来たばかりの袋からひとつ取り出しジェシーさんに渡すと

｢ありがとう？まさかこれ買いに行ってたの？｣

｢えーっと…そうです…準備何も出来てなくて｣

何となく気まずくて視線が下へ下へと向いてしまう

｢こんなんしなくてもよかったのにー！てかずっと気になってたんだけど｣

そう言って私に近付いて来たと思ったら、急に私の頭を触ろうとする大きな手にビックリして固まってると

｢これ、付いてた｣

って緑色の葉っぱをヒラヒラ

｢えっ、いつの間に？！ありがとうございます…｣

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｢もしかしてAちゃんってさ

……タヌキ？｣

｢はい？！｣

｢いや頭に葉っぱ乗っけてるからさ？！アーハッハッ！｣

｢タヌキじゃないです！！！！｣

知ってるよ、タハッ！と笑うと、さあどうぞどうぞって玄関の鍵を開けて招き入れようとしてくれるけど

…私もここに住むから鍵持ってるよって言うのと

初対面でタヌキ呼ばわりとはってツッコミたい気持ちを抑えた

でも多分？悪い人じゃない？んだよね？

自分の直感を信じていいか分からなくなって来た…

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