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ああ、疲れた。
必要最低限な物だけ片付け終えてベッドにダイブ
もうそろそろ夕方になるし誰かはきっと帰って来るだろうから、挨拶くらいはしないとだよね…
あれ？引っ越した時って何か渡さないといけないんだっけ
何も用意してないんだが？
一緒に同じ屋根の下に住むならせめて何か洗剤とか？タオルとか？お菓子とか？渡した方がいいかも
折角寝転んだ所なのに…
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起き上がり軽く支度して、最寄りの百貨店に向かって自転車を走らせ
何を渡すか悩んだ末に色違いのタオル6セット用意した
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お店を出ればもう太陽は沈み始めてて
ゆっくりゆっくり景色を見ながら自転車を漕ぐ
今日からこの街で住むんだってちょっと感慨深いような、そうでも無いような
近くにはコンビニが2軒もあるし、ちょっと小さいけどスーパーもあるから結構利便性いいなあ
あの家を見つけられたの、ほんとにラッキー過ぎる
まだまだ見慣れそうにない家の前に自転車を停めてると
｢あ、もしかして新しく入った人？！｣
突然後ろから声を掛けられて体がビクッと跳ねた
振り向くとそこにはオールバックでスーツを着こなした大柄の男の人が居て
｢初めまして、夏野Aです｣
多分この人はシェアハウスに住んでる人なんだろうなって一応ぺこっと頭を下げてみた
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作者名：ap
| 作成日時：2021年12月2日 23時
