Like a Cinderella (Six) PT.1 (ページ31)

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｢本当の事言うと好きがどういう感情なのかも分かんない…

でも職場の人で優しくていい人なのはよく知ってるし、断るのも気まずくて｣

｢よし、取り敢えず別れよっか｣

あっさりそんな事を言い放つ樹くんに驚いて目が真ん丸になりそう

樹｢だって好きじゃない人と付き合う意味ある？

付き合う理由ってそんな断ったら気まずくなるとかそんなんじゃないと思うよ｣

｢あと…一人ぼっちよりいいかなって…｣

慎｢今はもう俺らが居るからAちゃんは一人ぼっちになる事は無くない？｣

大｢じゃあもうソイツと付き合う理由ないじゃんね｣

確かに一人ぼっちよりマシだと思って付き合ったのもあるけど、

結局弘樹くんと一緒に居ても一人ぼっちだ、って感覚は消えなかった

本当の私を知ればきっと…って思うと私はどうせ誰と居てもその感覚はずっと消えないんだと思う

｢失礼な事だし、酷い事してるなって思ってたの。

だからちゃんと別れるつもりだよ｣

でも今まで結局言い出せず、まあいっかで終わらせて来たけど

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｢それがお互いの為だよ｣

ニッコリ笑う高地くんに私は曖昧に笑い返した

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しっかりしなきゃ、だね

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