Like a Cinderella (Six) PT.1 (ページ21)

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そろそろ準備が終わりリビングが混むと分かった私は部屋に戻ろうと、コーヒーカップを手に取り立ち上がると

｢部屋戻るの？｣と樹くんが半目で言う

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｢うん、みんな急いでるだろうし邪魔になるといけないから｣

｢今日仕事は？｣

｢お昼からあるよ｣

｢じゃあモーニング行こうぜ｣

｢モーニング？｣

｢近くに喫茶店あってさ、そこのサンドウィッチがまっじで美味いの！俺あれだけ食って生きて行けるレベル｣

まさかの樹くんのお誘いに驚きつつ、折角だから…と小さく頷くと

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｢えーなに？2人で朝メシ食い行くの？｣
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いつから聞いてたか分からないジェシーくんが準備万端でスーツを着こなし、ひょっこり顔を出して私達を見る

｢だってお前らみんな今から仕事じゃん｣

｢ずりぃ〜俺も行きたい！｣

｢ジェシーが仕事来なきゃ今日の会議進まないからだめだろ｣

駄々をこねるように騒ぐジェシーを後から来た髙地くんが肩をパンと叩く

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樹くんは半笑いで少し面倒くさそうに頭をかいて

｢とりあえず風呂入ってくる｣とその場から逃げた…置いてかないで…

｢なに樹とそういう感じなの？！｣

｢はえ？！そんな訳ない｣

ジェシーくんに両肩を捕まれ尋問のように問い詰められて、このまま気絶してしまいたいと思った

｢樹に惚れない女なんてこの世に存在すんの？｣

コーヒーを優雅に飲みながら現れた大我くん、指先までお上品さが滲み出てるのに

言ってる言葉はちょっと物騒

｢大我くんまで…それに私一応彼氏居るから…｣

｢｢｢｢えええええっ？！｣｣｣｣

｢みんなしてそんなに驚くのは私に対して失礼じゃない…？！｣

泣いてもいいかな？？？

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