Like a Cinderella (Six) PT.1 (ページ15)

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みんながお風呂に入る前にシャワーだけ済ませて出ると、

まだジェシーさんと高地くんと松村さんはお酒片手にリビングで談笑中で

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その背後をこっそり通り過ぎようとしたら高地くんがにっこり笑顔で

｢あ、Aちゃんも一緒にどう？｣

｢お風呂上がったの？おいでおいで、親睦深めようよ！｣

それに気付いたジェシーさんが自分の座るソファの隣をポンポンと叩き

松村さんはグラスに口を付けながら横目で私を見る

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壁にかかった時計を見ると22時前

まだ時間は大丈夫…

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｢じゃあ少しだけお邪魔します｣

｢どうぞどうぞ！｣

ジェシーさんの隣に座ると高地くんが立ち上がりながら

｢Aちゃんお酒は飲めないの？｣

｢あの、私お酒弱くて飲むとすぐ寝ちゃうので…｣

｢じゃあお茶持ってくるね？｣

｢あ！自分で行きます！｣

｢いいのいいの、俺の取りに行くついでだから｣

｢すみません…｣

みんな今日初めて出会ったのに気使ってすごく優しくしてくれるせいで調子が狂う

極力関わるつもりじゃなかったのに

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｢Aちゃんいい匂いする～｣

クンクン、と嗅ぐ仕草を見て森本くんに次ぐ大型犬をまたもや発見した気がする

｢えっ、お風呂上がりだからですかね？｣

｢ジェス、その発言はアウトよりのアウトよ？｣

｢アハッ、ついね？！｣

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