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、、
ヒソカ「何?今の?」
足早に去っていった男2人の方をヒソカはみてそう言う。
『あ、私をかつあげしようとした人達。』
きっとお世辞を言って気が良くなったところでお金を取ろうとしてたんだな…
『かつあげくらい自分で対処出来たけど、お世辞を言われて少し動揺してた』
ヒソカ「ふーん…お世辞…ねえ、」
そう言って私はテーブルに残っているケーキを食べ進める。
そんな様子を目の前に座るヒソカはニコニコしながらただ見ている。
『……見られていると食べずらいんだけど…』
ヒソカ「僕は楽しいけどね♡」
何が楽しいのか……
そして私の意見は無視……
ヒソカのマイペースは相変わらずだな…
私は諦めてこのままケーキを食べ進めた。
ヒソカ「所で……Aはいつの間にそんなに垢抜けたのかな♢?」
ヒソカがそう声をかける。
『?垢抜け……あっ服のこと?
ほら…試験の時にさヒソカが
“周りなんて気にせず自分の好きな様に服装も生き方もすればいい”
って言ってくれたでしょ?
それでちょっと吹っ切れて自分らしくしようと思ってね』
私はそう言って手をヒラリと振る。
ヒソカ「そっか…僕の言葉でAがそうなるとは…唆るね…♤」
『似合わないとかそういうのは受け付けてないので!』
私はそう言って席を立ち上がる。
ちょうどケーキも食べ終えた。
ヒソカ「うーん……それどころかA…キミ、自覚ないの?」
自覚?
ヒソカは何を言いたいんだろ…
ヒソカ「まあいいか…食べ終えたなら一緒に向かおっか♡」
そう言ってヒソカも席を立ち上がり私に向かって手を差し出す。
『……これは…?』
ヒソカ「エスコートしてアゲル」
『……はぐれない様にするから大丈夫。』
そう言って私はヒソカの手を取らずに出口へ歩き出した。
ヒソカ「んー、つれないな…♤でもそれがイイネ」
しばらくヒソカの案内で街中を歩く。
その途中で天空闘技場のシステムについて教えてもらった。
『なるほどね。
天空闘技場のファイターにまずは登録して勝ち進めて、ヒソカがいる200階クラスに到着しないとダメって事ね』
ヒソカ「うん♡ まあAなら直ぐに200階来れるよ」
ヒソカはそうニコニコと私をみて言ってくれる。
『……過大評価し過ぎだよ…。でもありがとう。』
ヒソカの顔を改めてみてそう伝える。
『…ほんとにヒソカなんだよね?』
ヒソカ「なんでそう思うの?」
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あや(プロフ) - 125話以降ほぼ全てのセリフの「チョコボ」の事ですが、チョコボは別のものになります。正しくは「チョコロボ」くんです (2022年11月25日 23時) (レス) id: bfd4f19ab4 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 144話で、「ヒソカへの借りは返せたし」が「ヒソカへの仮は返せたし」になっています。 (2022年11月9日 17時) (レス) @page44 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - †NANA†さん» NANA様、ありがとうございますっ!話数も教えて下さり助かりました!最新話まで見て下さり嬉しいです! (2022年5月14日 22時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 144話で、「自身」が「自信」になっています。 (2022年5月14日 21時) (レス) @page44 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - †NANA†さん» NANA様、ご指摘ありがとうございます!細かいところまで目を通して読んでいただけて嬉しいですっ! (2022年5月12日 18時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:amroxxx | 作成日時:2022年5月2日 16時