【3】:念には念を、最強には最強を【H×H】

137．VSヒソカ ページ37

、、


アナウンサー「いよいよこの日がやって来ました。
チケット倍率最高潮。そしてこの熱気！
A対ヒソカ 遂に実現！

まず姿を表したのはー、出席した試合は全て勝利。
負け無しの休みがちの死神、奇術師ヒソカ！」


目の前の入口から歓声と共にヒソカが現れる




アナウンサー「続いて、
これまでの試合は全て無傷。抜群のスタイルと美貌からファンクラブ並びにファングッズまでもが公式で作られてしまうお茶目な女神、A！」


……。公式で作られてるの知らないけど…。
あとその説明めちゃくちゃ恥ずかしい……

私は少し赤くなりながらリングへ向かって歩き出す。




リングの上でヒソカと対面する。


審判「それではよろしいですか…初め！」


観客の歓声と共に試合は始まった。



ヒソカ「僕の能力はAはもう知ってるよね…さあどうする」


『そんなの…倒す』


ヒソカ「ｯ!」

私は足に一気にオーラを集中させ一瞬でヒソカの背後に回る。

そして、ﾊﾞｷｯｯｰ ヒソカの右頬へ回し蹴りをあて思いっきり吹き飛ばす。

審判「クリーンヒット！」

アナウンス「早速A選手！お得意の足蹴りが繰り出されるー！スラリと伸びた綺麗なあの生足に蹴り飛ばされたい人続出中だー！」


ヒソカ「…フフ…、フフフフフ♤
あァ…これ…待っていたよ…A」


そう言うとヒソカから膨大なオーラが吹き溢れ
土煙が舞う

『くっ……』

なんて…おぞましい…

ﾋｭﾝﾋｭﾝﾋｭﾝｯ

トランプが私目掛けて飛んでくる
それを反対方向へジャンプをして避ける

が避けた先に
ヒソカ「残念♤」
『ｯ!なんで！』

トランプを投げた方向にいるはずなのに！


ﾄﾞﾝｯー
『ｯｯｶﾞﾊｯ』

ヒソカのアッパーが溝落ちにヒットしそのまま壁に投げ飛ばされる

審判「クリーンヒット！」


アナウンサー「おーっと！ヒソカ選手のパンチがA選手を吹き飛ばす！」


ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ…

激突した壁の瓦礫が崩れる

口から流れる血を拭って再びリングへ戻る

ヒソカ「A、ちゃんと食べてるのかい？あまりにも薄くて貫通したかと思ったよ♢」


そう殴った手の拳をうっとりと眺めて言うヒソカ

『食べても太らないんだよね…ちゃんと筋肉として栄養にはなってるからそう簡単にはヒソカの拳届かないよ』

ヒソカ「…へぇ」

そう言って一瞬でヒソカは私に詰め寄り蹴りを繰り出す
がそれをしゃがんで避けてカウンターをする
それを読んでかヒソカもカウンターをする

を繰り返す……

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